ひとったび -人と旅と物語-

世界中の物語とPhilotrade最新情報をお楽しみください!

Helsinki Fashion Week 2019(ヘルシンキファッションウェイーク)− 100%サステイナブルファッション

  • Wife Carrying World Championships (妻背負い大会)

       f:id:philotrade:20190808132456j:plain

  • World Cell Phone Throwing Championships(携帯電話投げ大会:チャンピオンは新しい携帯電話がもらえるらしい)
  • Mosquito Swatting Championships(蚊取り世界大会—ハエ叩きのような物を使って5分間で何匹の蚊を殺せるかを競う大会らしい)
  • Air Guitar World Championships(エアーギター世界大会)

       f:id:philotrade:20190808132539j:plain

 

このような大会を開催しているおもしろい国があります。どの国だかわかりますか? 

答えは…フィンランド

 

日本ではノルウェースウェーデンデンマークフィンランドの国々を「北欧」と一括りにしてしまう傾向がありますが、(少なくとも)私の中では、特にフィンランド人はとても寡黙。特に話すことがなければ沈黙も恐れない。それでいて話してみるとユニークな発想をする国民が多い、面白い国というイメージです。

 

Helskink Fashion Week 2019

そんなフィンランドヘルシンキで7月19日から22日まで「ヘルシンキファッションウィーク(HFW)2019」が開催されました。

f:id:philotrade:20190808132621j:plain

 

テーマは「100%サステイナブルファッション」。

 

参加したデザイナーはフィンランド国内に限らず、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、南米と国際色豊か。

 

ファッション業界に革命を起こそうとしている、特に小ブランドの新しいデザイナー達が、他企業、科学者、政治団体などとパートナーを組むことで、環境に優しい素材の開発、リユースやアップサイクルの技術開発、そして労働環境における透明性(トランスペアレンシー)の促進などができるような機会をもてるようにというのが主催者側の目的です。

 

例えば、今回注目されたのがA.BCH (オーストラリアのメルボルン)。

       f:id:philotrade:20190808132746j:plain

A.BCHは生物分解、再利用が可能な素材を使っています。また、「リサイクルプログラム」というのを行なっており、着なくなったA.BCHの服を簡単な手続きをするだけで送り返すことができ、その度に$10のクーポンがもらうことができます。戻ってきた服は次の商品の一部として使われたり、補正をして再度販売し、その利益をファッション革命団体に寄付したりしています。

 

ヘルシンキファッションウィーク中に行われたトークパネルでは「気候変動や環境、工場で働く待遇改善のために、わたしたには何ができるのか」というテーマで多くの人が真剣に話し合われたそうです。

 

さらにさらにファッションウィークのHPを見ると入場者に年齢制限がないのです。ですからもちろん子供も入場可(10歳以下は無料)。将来賢い消費者やデザイナーを育てるのに、このようなユニークなファッションウィークの雰囲気、サステイナブルファッションやその概念に触れられるとてもいい機会なのではないでしょうか。

 

世界中で様々なファンションウィークが開かれていますが、こういう明確なテーマを持ったユニークなファッションウィークは今の所ヘルシンキだけではないでしょうか。

 

ただ、これは年に一回開かれるヘルシンキファッションウィークだけでないのです。

 

Lovia(ロビア)

PhiotradeのビジネスパートナーであるLovia(ヘルシンキを拠点)でも大手家具店が出す余革、鮭の革、リサイクル素材などを原料としてファッショナブルなバッグやアクセサリーを作っているブランドです。       

       f:id:philotrade:20190808132854j:plain

      (レザーソファーの余革で作られたショルダーバッグ)

 

例えば、あなたが購入したLoviaの商品一つ一つにナンバリングがされており、それによって素材は何か、誰が作ったのかなどすべての情報をトラッキングができるシステムになっています。 

       f:id:philotrade:20190808133011j:plain

   (鮭の皮で作られたポーチ:魚の匂いはしませんのでご安心を)

 

LoviaのHPの“ABOUT-Roots”のページを開くと、まず目に飛び込んでくるのが

 

   “A BAG CAN’T CHANGE THE WORLD. BUT YOU CAN.”

  (バッグは世界を変えられません。変えられるのはあなたです。)

 

短い文章ですが、とても力強いメッセージです。

 

私たちにできることは何か

どこの国が生産したから安心、いい製品だという前に、商品を手に取った時、

-環境に配慮しているか 

-誰が作っているのか

-正しい情報を消費者に共有しているかどうか

をちょっと考える時間を持つようにすることだと思います。

 

そんな時間はないし、ファストファッションが好き!という方ももちろんいるでしょう。

 

しかし、上記に記したことを少しずつでも行動する消費者が増えれば増えるほど、ファストファッションの企業も重い腰を上げなければならなくなる時代がきっとくると思います。

 

世界を変えることができるのは物でなく、企業だけでもなく、まずは「私たち」なんです。

 

参考サイト: