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インド英語 〜インド人が使う面白い英語表現〜

インド人の外国語習得の能力には非常に驚かされます。

 

デリーでは、ほとんどの人はヒンディー語、英語の2言語、またデリー以外の州出身人達はこの2言語+自分の出身地の言語の3言語を話すことができます。

 

インドの憲法にはデリー、その周辺で話されているヒンディー語(インドで一番話されている言語)、ベンガル語(インド北東部ベンガルコルカタ辺り)など22の言語が公用語であると定められています。また政府関係ではヒンディー語または英語が使われています。

 

私自身、ヒンディー語を少しかじりましたが、やはりインドで英語が通じるのはとても便利だとつくづく感じます。

 

インドの方と英語で話していると、今の表現は一体どう意味?とか、面白い!という表現に出会うことが多々あって、それだけでも楽しい!

 

インドに住んで約1年半、この辺でインド英語について考えてみようと思い、今回はよく聞く(私にとって)面白いインド英語についてご紹介します。

 

  • What is your good name?

「グッドネーム…?」と考え込こまないでください。

これは「あなたのお名前は?」という意味です。ヒンディー語の”Aapka shubh (good) naam?”をそのまま英語に用いたため、上のような表現が使われているとか。

“What is your good name?” と聞かれたら、ご自分のフルネーム(名前、姓の順)を言えばオッケーです。

 

  • shift=「動く」、「移動する」、「引っ越す」の意味で使われます。

例えば、

1. レストランでの会話

(レストランのスタッフ):あと5分くらいで、あちらのテーブルが空きますから、それまでこちらのカウンターでお待ちください。テーブルが空いたら…

”I will shift you there."(あちらに移れますので。)

 

2. 引っ越しを考えているという友人との会話

(友人1):どうしたの、疲れてる?

(友人2):隣のアパートが工事中で、朝から夕方までずっとうるさくて、気が狂いそう。

”I am thinking to shift next month. (来月引っ越そうと思うの。)

このように、“to move”の代わりに”to shift”が使われます。

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  • geyser(ギザ):(水道やお風呂のための)湯沸かし器

最初「ギザ」と聞いた時、エジプトのギザのピラミッドがどうした?とチンプンカンプンでした。

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が、この単語よく聞きます。インドでは湯沸かし器のことを"geyser"とよびます。

 

デリーでは12月から3月までは"geyser"は欠かせませんが、日中40度以上続く現在ではこの"geyser"のスイッチをいれなくてもお湯が出てしまうので、電気代節約が多少節約できます!

 

ちなみにアメリカ英語では ”hot-water tank” 。”geyser”は「ガイザー」と発音し、「間欠泉」の意味になります。 

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  • profile : 仕事

日本語でも人物紹介という意味で使われる「プロフィール」。インド英語では「仕事」という意味で使っているようです。

 

例えば、

"Her profile is marketing. "(彼女の仕事はマーケティングです。)

"My profile is great!" ととは「私のプロフィールは最高です。」と言っているのではなく「私の仕事は最高ですよ。」と言っているので誤解しないように。

 

  • prepone=予定時間・予定日より早める

"postpone"「延期する」は皆さんご存知だと思います。"post-"の代わりに"pre-"という接頭語をつけ「予定日または予定時間より早く」という意味です。 "postpone" の反対語になります。なんて論理的でわかりやすく単語!と初めて聞いた時は感動しました。

 例えば、

"Can I prepone the tomorrow meeting to today?"  (明日の会議だけど、今日にしてもらえるかな?)

"The publication date has been preponed from July to June." (出版日は7月から6月に早まった。)

オックスフォード英語辞典に"prepone"が「インド英語」として掲載されています。

 https://en.oxforddictionaries.com/definition/prepone

 

  • expire:亡くなる、死ぬ

例えば、

"One of my friends expired last night…. "(昨日の晩、友達が亡くなりました。)

人の死に対して、"expire"という語を聞くたびに、「物」じゃないんだから!と思っていたのですけど、オックスフォード英語辞典の"expire"には「人が死ぬこと」という意味でも掲載されていました。イギリス英語でも使われるのでしょうか?

https://en.oxforddictionaries.com/definition/expire

 

  • Many returns of the day またはMany happy returns

インド人は"Happy Birthday" という代わりにこの表現をよく使います。

うまく日本語に訳せませんが「これからもあなたの誕生日(the day)が幸せと共に何回も何回も訪れますように。」といった感じでしょうか。

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心のこもったお祝いの言葉だなあと感じたので、同じ表現をアメリカの方にいってみたことがあります。そしたら「それってどういう意味?」と聞き返されました…。

 

  • only

インド人と話しているとよく耳にする単語、“only”。

インド人曰く、「〜だけ」「唯一の〜」という意味の他に、(いや、それ以上に)強調したい時、または癖で使うとのことです。特に文章の最後によく使います。

 

例えば、

1)映画館で…

(客)"What time does this movie start? "(この映画は何時に始まりますか?)

(映画館のスタッフ)"It starts at 5:10 only."(5時10分です。)

2)電話での会話

  (友人1) Hello, it's me. Where are you now?  (もしもし、私。今どこ)

(友人2) I am at home only. (今、家)

 

また、領収書、小切手などには値段を書いた後必ず“only”をつけるみたいです。

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私がデリーで歯の矯正をしていた時、行きつけの歯医者の受付の人が毎回領収書に"Three thousand rupee only"と書くんです。私の頭の中では”only“は「〜だけ」という意味が強いため、この領収書が

「患者さん、あんたの矯正料はたったの3000rupeeやで。お得やろ〜。」

と言っているような感じがして、なんだか安くすんだような気分にさせらたものです。(3000ルピー=約4600円)

 

以上がインド英語でよく聞く表現です。

あくまでのこれは私の周辺のみでのせま〜いリサーチ結果のため、誤用があるかもしれませんが…。