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クライストチャーチ銃乱射事件で感じたこと

今回のニュージーランドクライストチャーチ銃乱射事件の犠牲になられた方々、愛する方を亡くされた方々に心からお悔やみ申し上げます。

 

ニュージーランドには9年前に訪れました。

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想像した以上に広大な自然、その中で飲む(たくさんの)美味しいワイン、謙虚でとても優しいニュージーランド人との出会い…日本からもう少し近ければ、住んでみたいな思う国の一つです。

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今回起きた事件では50人もの方々が犠牲になりました。しかし悲惨な事件によって、ニュージーランドの方々の優しさ、勇気、強さを改めて感じさせられました。

 

オーストラリアのABCニュース(2019/03/22) によると、クライストチャーチで銃乱射事件が起こったモスクをはじめ、国内のモスクの周りには、ムスリム教徒の女性が頭を覆い隠すようにスカーフを身につけたムスリム教徒でない女性達の姿が多く見られたそうです。    

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銃乱射事件後、ニュージーランドに住むムスリム教徒の女性がヒジャブをつけて外出するのが怖いという声を聞いたオークランド在住のThaya Sahmanさんが「私たちも頭にスカーフをまいて外出するようにするわ。」とこのキャンペーンを始めました。

 

「私たちはあなたの味方。ニュージーランドはあなたの国であり家なのだから安心して暮らして欲しい。」という気持ちをムスリム教徒の人々に伝えたかったそうです。

 

また、95歳にもなるジョンさんは4台のバスを乗り継いでオークランドで行われた追悼行進に警察官と他の参加者に支えながら参加しました。ジョンさんはこの事件以来、悲しくて悲しくて眠れない日が続き、思わず来てしまったとのことです。

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                 cnn.comより

 

 3月28日にクライストチャーチで行われた国民追悼式典にはアーダーン首相をはじめ約2万人もの人が集まりました。

こちらはその式典のビデオです。

          youtu.be

 

銃乱射事件から生き残りましたが、愛する奥さんを亡くしたFarid・Ashmedさんは次のように述べました。

愛する奥さんを殺した犯人をなぜ許すことができるのかと多くの人に尋ねられました。それは、アッラーは自分の怒りをコントロールし、許せる心を持つ人間を愛するからです。」と。

 

そしてアーダーン首相の悲惨な現実を受け止めながらも、ニュージーランドとはこういう国だという明確で力強いスピーチには拍手をせずにはいられません。

残念ながら人種差別は存在します。しかし、この国では人種差別は歓迎しません。一人一人の宗教や信仰の自由を抑圧することもこの国では歓迎しません。暴力や過激主義的な言論をする人々もこの国では歓迎しません。」

(多分)マオリ語とアラブ語も交えての素晴らしいピーチでした。

 

人の数が羊の数より少ない、小さい島国ですが、そこに住む人々は両手を広げ、多種多様な移民を心から歓迎する大きい心を持つ人々なのです。

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だから、ぜひ、ニュージーランドを一度訪れてみてください。きっと忘れられない旅になると思います。

 

次回はお勧めのワイナリーをご紹介します。

 

参考サイト: