ひとったび -人と旅と物語-

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インドで初めて風邪をひいたことで、学んだこと

明けましておめでとうございます。

 

年が明けてから随分たってしまいましたが、皆さん、年末年始ゆっくりと過ごされたでしょうか?

 

ここインドでは日本のようにクリスマスの盛り上がりもなく、年末の特別な慌ただしさ(常に慌ただしい)もなく、元旦の静けさも感じられません。

 

私は2日ごろから風邪をひき、ひどい咳に悩まされておりました。2週間たちやっと普通に鼻から息ができるようになりました。

 

しかし、風邪を引いたことで初めてのインド人医師による診察が経験でき、またいくつかおもしろいことを学ぶことができました。

 

初めて風邪でインドの病院訪問

病院に到着すると、ターバンを巻き口ひげを生やしたドアマン(?)が車のドアを開けてくれて、「こんにちは、マダム」と挨拶してくれました。言っておきますが、ふつ〜の病院です。が、このように挨拶してくれるのは気持ちいいですね。

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              病院の建物の前

 

まずはこのコンピュータの画面から来院の理由を選ばなければなりません。

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迷った挙句、当てはまる全部の項目を押し番号札4枚ほどを持ちながら、10分ほど待っていると、インターナショナルがビンゴ!

 

サリーを着た受付の女性が、いらなくなった他の番号札を処分してくれました。

最初に診察料を払い、指定された番号の書いてあるドアの前で順番が来るまで待ちます。

 

あたりを見回すと一人で来ている人はあまりいなく、家族全員か!?と思うほど大勢で来院されている方達で待合室は人でいっぱいです。

 

サリーやクルタパジャマ(襟なしのシャツ(クルタ)とパンツ(パジャマ))などの民族衣装、全身真っ黒なニカブなどの宗教衣装を着ている方々など、人間観察にはとても面白い場所です。

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    クルタ          サリー         ニカブ

 

 

が!私が興味津々で見ている人たちも、珍しい生き物を発見したような興味津々な目で私のことを見ており、ばちばち視線が合うのには複雑な気持ちになりました。

 

診察室で

いよいよ診察室へ。

ちょっとしたおしゃべりをし、症状を説明した後、呼吸器、喉や手のひらを確認した後、空気汚染のせいではなく風邪と診断されました。

 

余談ですが、以前住んでいた所では、私のことは見ず、コンピュータで検査結果の数値だけを見て診断するお医者さんや、処方れた薬について質問をすると、いちいちGoogleで調べるお医者さんなどに出会った経験もあるため、今回のきちんと患者の話を聞いてくれるインドのお医者さん、評価は高いです。

 

インドの薬に驚く

そして処方箋を持って薬局へ。

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インドの薬の値段の安さには驚きました!

 

allegra 120mg (10錠) インド (約240円)  日本 (2980円)    (薬のネット販売参考)

aziwok 600mg             インド  (約400円)  日本 (1587円) (薬のネット販売参考)

抗生物質  (5錠) 

 

なぜインドではこんなに薬の値段が安いのでしょうか?

一番の理由は、インドには貧困層に属する人々(2.76億人が1日約130円以下で暮らしている)が医療を受けられ、薬が購入できるようにという配慮からです。

 

インドでは以前、医薬品などの特許が守られる法律がありませんでした。2005年に特許に関する法律が定められましたが、それでもまだまだ他の国に比べたら全くゆるいのだそうです。特許を認めてしまうと、薬の値段が上昇してしまうからです。

 

インドでは 新薬を輸入したとしても発売されるまでに最低でも1年は待たされるそうです。インドで処方される薬、または薬局で販売されている薬の多くは値段の安い (*1) ジェネリック後発医薬品)です。インドではジェネリック後発医薬品)の競争が激しく、そのため薬の値段が安く抑えられるのです。インド産の後発医薬品は日本をはじめ多くの国に輸出されています。

 

*ジェネリック後発医薬品医療機関で処方される薬のうち、先発医薬品の特許が切れた後、臨床実験などを省略して許可され、他の薬品メーカーから発売される。有効成分、品質、効き目は同じだが、より安価な薬。

 

インドの自宅での風邪治療方法

 

インドの友人から風邪を引いた時の対処法としてこんなことを教えてもらいました。

  • 生姜:5mm位の厚さにスライスした生姜を口の中に入れておく
  • はちみつ+生姜汁:ティースプーン一杯 1日3回
  • 黒胡椒2粒ほど(引く前の状態):口の中に入れる

生姜、はちみつはわかります。しかし胡椒って何?!と思いましたが、調べてみると、「風邪を引いた時には胡椒が効く」という日本語で書かれた記事をいくつか見つけました。

 

黒胡椒にはピペリンという物質が含まれており、これは発汗作用、代謝、血行の促進を高めてくれるのだそうです。でも日本ではお湯と混ぜてスープとして飲んだりするようです。胡椒をそのまま口に入れるなんて、さすがインドです。

 

日本でも寒さの厳しい日が続いているようですが、どうぞ皆さんも風邪をひかないようにお気をつけください!

 

P.S.最後に薬局で見かけたレトロなかわいいパッケージの薬。これはサット・イサゴールという古くからインドに伝わる家庭用便秘薬だそうです。

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参考サイト

Japan RX https://www.japanrx.vu

Fobes https://goo.gl/DYG9QE "The True Cost of Low Drug Prices"  05/01/2015

Yourstory https://goo.gl/N4FevF

"Why are Medicines so cheap in India? The Economics of Drug Pricing"  24/09/2016

The Guardian https://goo.gl/DjpJ4G "This scheme is a lifesaver : Indian's drive to provide cheap drugs" 25/01/2018

ジェネリックとは https://goo.gl/GRThff

サット・イサゴールの効果、効能と使い方 http://ayur-indo.com/ayur/isabgol.html

植物の贈り物 ”故障の8大効能がすごい!https://goo.gl/YvwwYF