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インドで今hotなカフェ〜Blue Tokai Coffee〜

早いものでインドに住み始めてからもう直ぐ一年が経とうとしています。

 

私のインドの生活はBlue Tokaiの一杯のコーヒーから始まります。

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家の近所にBlue Tokai Coffeeというカフェがあります。とてもローカルな場所にあるのですが、カフェのドアを開けるとびっくり。NYのブルックリン? いやいや、サンフランシスコ?といっても過言ではないほど、シンプルだけどとても感じのいいカフェです。

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インドのデリーにも大手コーヒーチェーンがたくさん進出してきていますが、個人的な意見を言わせていただくとBlue Tokaiのコーヒーはそれと並ぶ高品質のコーヒーを提供しているカフェだと思います。

 

インドのコーヒーの歴史

インドというと紅茶のイメージが強いですが、実はインドの南部ではコーヒー栽培の長い歴史があり、質の高いコーヒー農園がたくさんあります。

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                                                            googleより

 

インドにコーヒーが渡ったのは17世紀頃。当時、オスマントルコ帝国やヨーロッパではコーヒーはすでに人気のある飲み物になっていたため、多くの人がコーヒーを栽培したいと思っていました。その頃コーヒーはイエメンのイスラム教寺院内で栽培されており、一切持ち出し禁止でした。ところがイエメンへイスラム巡礼に行ったインド人のババ・ブーダンという僧侶が帰国の際にコーヒーの種をこっそりと持ち帰ったのです。そしてインドの南部の土地にこの種を植え、そのうちの一つから芽が出て、今にいたるとされています。

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                                         Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

RheaさんにBlue Tokaiのコーヒーについて聞いてみた

先日、創業してたった6年でインドで急成長を続けているBlue Tokai CoffeeでマーケティングをしているというRheaさんにインドのコーヒーとBlue Tokaiについてお話を伺いに

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RheaさんはBlue Tokaiで働く前は、なんとコーヒードリンカーではなかったそうです。品質の高いコーヒーが手に入りにくかったのと、毎日コーヒーを飲む必要性がなかったからとのこと。しかし、今はもちろん毎日コーヒーを飲むようになったとか。

 

Blue Tokaiの理念

Blue Tokaiの理念はとてもシンプル。お客様がBlue Tokaiのコーヒーで幸せな気分になれるように、高品質な豆を丁寧に焙煎し、新鮮でおいしいコーヒーを提供することです。そのためコーヒーに熱い情熱を抱くスタッフと農家の人々が、コーヒーの実の栽培から一杯のコーヒーを作る過程においてよりよいコーヒーを作ろうと毎日奮闘しています。

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Blue Tokai Coffeeのユニークな点は2つあります。一つ目はなんといってもスタッフのみなさんがいい感じにリラックスしていてとても親切なこと。二つ目は情報の透明化です。

 

まず、Blue Tokaiではどのような人材教育をしているのかと聞いたところ、面白い答えが帰ってきました。

「各店舗では役職の上下関係がはっきりしていて、各リーダー達がスタッフをきちんと教育しているの。それとスタッフ全員が、おいしいコーヒーでお客さんに幸せな気分になってもらいたいという目標を共有しているのよ。せっかく美味しいコーヒーを提供しても、私たちが楽しくなさそうな顔をしていたり、ピリピリしていたら、お客さんもリラックスできないでしょ。スタッフ一人一人がここでお客さんのために何ができるのかを考え、理解し、それを一生懸命やっているのよ。だから上下関係はある確かにあるけど、いい意味でリラックスした仕事場が成り立っているんだと思うわ。」と。

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           Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

RheaさんはBlue Tokaiが提供するコーヒーが世界基準に達していることはとても誇りに思うとおっしゃっていました。(私もそう思います!)ですから、Blue Tokaiのコーヒー豆やカフェで出される一杯のコーヒーがどこで、誰によって、どのように作られているかという情報を公開していくこは自然な成り行きだったそうです。さらに、Blue Tokaiのコーヒーを扱う(他の)カフェのスタッフや一般の人々に美味しいコーヒーの知識と技術を伝えていこうと、基礎から高レベルなクラスまでコーヒーについて学べるクラスが毎月行っています。

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                                          Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

Tokai Blueの社会的責任

Blue Tokaiはコーヒー農園の人々との関係をとても大切にしています。

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          Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

創業から6年間、コーヒー農園の人々へ公平な賃金を支払うことで、農園の周辺には病院、学校などが建ち、農家の人々は自分の家を持ち、子供に教育を受けさせることができるようにまでなりました。各農家では環境にも配慮しており、必要以外の木の伐採や野生動物の密猟など厳しく取り締まっています。

2017年からは収穫が行われる時期になると、Blue Tokaiのスタッフ達も農園に手伝いに行きます。農家の人々の関係も深まるし、その年のコーヒーのデキなどが理解できるからそうです。

 

おいしいコーヒーを作るコツ

Rheaさんに美味しいコーヒーを作るコツをいくつか伺いました。一番大切なのは新鮮なコーヒーを使うことだそうです。コーヒーが美味しく飲めるのは、コーヒー豆をひいてから5日〜21日以内だそうです。

また一遍にコーヒーを使い切らないのであれば、封のある入れ物や、容器などに入れて日の当たらない乾燥した場所に保存するのが一番。決して冷蔵庫でコーヒーを保管しないでとのことです。冷蔵庫に入れてしまうと、コーヒーを冷蔵庫から出し入れするたびにコーヒー豆/ひいた後のコーヒーに水滴がつきます。水滴はコーヒーにとって一番の天敵になるのだそうです。

コーヒーの入れ方については、一人一人好みが異なるため、色々な入れ方を実験してみて、一番好みの入れ方と味を発見したらそれを続けることだそうです。

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                                                             GQ Indiaより

Blue Tokaiで働いていてよかったと思うこと

最後にこの仕事をしていてよかったと思うことはとの質問にRheaさんは

「スタッフ、農園の人々をはじめ、いろんな人に出会える素敵な仕事。そして一人一人生活の状況は違っても、この一杯のコーヒーを作ることでみんなが幸せになれるなんてとても素晴らしい仕事だと思う。」と答えてくれました。

 

今回Rheaさんにお話を伺ったことで、Blue Tokaiの企業組織、理念にとても感心させられたとともに、さらにファンになってしまいました。伺ったお話についてもっともっと書きたいのですが、長くなりますのでここで終わります。

 

Blue Tokaiのコーヒーは9/27—10/8(火曜日、水曜日定休)まで、油やのポップアップショップで取り扱いますので、ぜひお越しください。皆さんとここで書ききれなかったお話ができるのを楽しみにしています。また10/5まで、油やの喫茶メニューにもいれていただきます。

 

参考サイト

https://bluetokaicoffee.com

https://www.coffee-jiten.com/knowledge/histry/world/

https://ja.wikipedia.org/wiki/コーヒーの歴史

https://www.gqindia.com/content/the-best-coffee-coming-out-of-india-right-now/#blue-tokai-new-delhi-and-mumbai%E2%80%A8