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どこの国の医療が一番いい? 〜私が住んだ国の医療事情 その1 :インド・アメリカ・中国〜

インドに住んで約4ヶ月、おかげさまで腹痛もなく、風邪を引くこともなく元気に暮らしております。

 

今朝、いざという時のために、紹介された病院を訪問してきました。

 

病院の入り口の前にはりっぱな口ひげを生やし、ターバンを巻き、赤いインド風のスーツを来た男性が「おはようございます。〜病院へようこそ」と笑顔で迎えてくれました。熱にうなされていたら、きっと幻想を見ているのではないかという錯覚に陥いるでしょう。

 

インド

その病院で働く外国人専門のスタッフSさんと面会しました。Sさんの会い説明によると、診察、健康診断などが必要であれば、Sさんに連絡を入れればその専門で一番いい先生にアポイントを取ってくれるとのことです。

 

しかし、一つ気になったことは…

「うちの病院は救急車はないの。(確かにそう言った)緊急の時は自分の車かタクシーで来てください。」

 

そこで、救急車についてインド人のAさんに聞いてみました。

Aさん曰く、インドで救急車を呼ぶ場合は102番に電話するのだということ。しかし今朝行った病院に救急車がないから車で来た方がいいと言われたというと、Aさんは…

「その病院の人、正直だわ。デリーで救急車を待っていたら助かるものも助からないわよ。ここでは緊急車は待っていても絶対来ないから、車やタクシーを使った方いいわよ。」という興味深い返答でした。

 

アメリカ

アメリカではきちんと医療保険に入っていれば、アメリカの病院はとても快適できちんと治療してくれます。

 

当時の夫が勤務していた会社の福利厚生はとてもよく診察代、薬代はすべてまかなってくれるというシステムでした。(*各企業の福利厚生、医療保険によって異なります)

 

大抵アメリカで医者に行く場合は、医療保険会社から指定された病院の中から選択し、電話で加入している医療保険について説明します。そうすると、そこの病院で受け入れてくれるかどうかを教えてくれます。受け入れてくれることになったら、予約をし、予約時間に行けばすぐに診察してもらえます。

 

いい点は予約制なので他の病人の方に会うことがめったにありません。ですから菌を移したり、移されたりしないですむこと。そして病院自体が綺麗なことです。悪い点は医療保険に入っていない、または安い医療保険だと病院側が受け入れてくれなかったり、請求額がすごいことになることです。

 

病院での診断、処置もとてもいいと思います。

当時、小学校で働いており、毎年冬になると風邪をひいた可愛い小悪魔な生徒達が風邪を引き、その風邪を移され、連鎖球菌制咽頭炎にかかっていました。体が壊れそうになるくらい皮膚から関節から喉からズキズキ痛みます。ある日、病院についた時ぐったりした私を見た看護婦さんが車椅子を持ってきてくれました。そして、すぐに点滴の部屋に運ばれました。その後、抗生物質を処方され、一週間で元気になったのを覚えています。

 

多くのアメリカ人はよっぽどのことがないと病院にいきません。その代わり、家には基本的な薬が常備されています。そして薬の成分についてよく知っています。この成分が入っているこの症状だったらこの薬がいいとか、この成分に対してアレルギー反応があるかなど薬に対して深い知識を多くのアメリカ人が持っていことに驚かされました。

 

中国

中国は駐在員として住むと、まず最初に医療保険または勤務先の会社から指定された駐在員用の病院を訪問します。上海に住んでいた時は、さすが国際都市だけあり、世界でもトップクラスの大学の医学部を出た何カ国語も話せるお医者さん、または日本人が多い場所には日本人または日本語が流暢なお医者さんに診察してもらえます。こちらも予約制なので、あまり待たされることも、他のたくさんの患者さんと長い間待たされることもありません。

 

重慶に住んでいた時の経験を話しましょう。病院に行った理由は外食した際に出された魚の料理の大きな骨が喉に刺さり、二、三日経ってもとれなかったためです。  

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          (多分食べたのはこれ。赤唐辛子と魚の料理) 

 

予約後、病院を訪れお医者さんに理由を話し、椅子に座って口を開けました。するとお医者さんが大きな声で何か叫び、その途端、看護婦さんが走ってきて、お医者さん、二人の看護婦さんの3人が私の口の中を興味津々と覗き込むんです。何事かと思ったら、太くて長い骨が喉に刺さっているとのこと。

「こんなの見たことないよ」

「よく2、3日も頑張れたね」

「これ以上深いところに刺さっていたら手術になってたよ。君はラッキーだね」

と褒められ?ました。

 

そのお医者さんがハサミのような形で途中が90度に曲がっているものを取り出し、無事に骨を取り除いてくれました。看護婦さんが「これ持って帰りなさいよ」と魚の骨を小さなジップロックにいれてもたせてくれました。

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               (喉に刺さっていた骨)

 

フレンドリーというか、なんというか…今でも忘れられない出来事です。

 

次回はつい最近まで住んでいた「福祉国家」のスウェーデンの医療事情について書きたいと思います。