ひとったび -人と旅と物語-

世界中の物語とPhilotrade最新情報をお楽しみください!

バルセロナで出会ったエコで機能的でファンキーなバッグ 〜PINZAT〜

スペインでは日常生活や趣味で自転車を楽しむ人も多く、またプロが走るような有名な自転車レースも数多く開催されています。

このような自転車愛好家のために機能的なバッグを作っているのがバルセロナにあるPINZATです(もちろん自転車愛好家でない方もウエルカムです)。PINZATはサミーさんとドルチェさんが二人で立ち上げました。

        f:id:philotrade:20180902151026j:plain

 

せっかく作るのなら環境に優しい素材を選ぼうということで、トラックの幌や電車についていたカーテンなどのリサイクル素材や車のシートベルトなどを使用しています。

 

素材

リサイクルといっても耐久性の高い質のよい素材を選んでいます。例えば…

 

バッグ:バッグ本体はトラックの幌を作る際に余った部分を使っています。どんな悪天候にでも耐えられるように作られているため、非常に耐久性に優れていますし、防水加工もされていますから、皆さんの大切な荷物をきちんと守ってくれます。

        f:id:philotrade:20180902151137j:plain

             PINZATのウェブサイトより

 

ストラップEUの自動車安全基準検査で不合格になり使えなくなった車のシートベルトを使用しています。運転中の大きな事故からは命を守れないかもしれませんが、皆さんの荷物を運ぶには十分に丈夫なストラップです。幅もあるため、肩が痛くなったりすることはありません。腰回りにもメインのストラップより細めのストラップがついており、自転車に乗る際にはこれを締めればバッグが体にしっかり固定されます。

        f:id:philotrade:20180902151225j:plain

              PINZATのウェブサイトより

 

バックル:古くなった車についているバックルをリサイクルしています。ストラップの素材がシートベルトですから、最後にはカチッとバックルをはめたくなりますよね? 

        f:id:philotrade:20180902151402j:plain

             PINZATのウェブサイトより

 

このように、リサイクル素材を使いながらも耐久性、防水性、そして遊び心満載のユニークなバッグをつくっているPINZATです。

 

デザイン/アート

さらにこのバッグをファンキーにしているのがヨーロッパで活躍するイラストレーターやストリートアーチスト達によって描かれた絵です。最初は2〜3人しかいなかったデザイナー達も、その友人、またその友人と次第に増えていき、今では30人以上のデザイナーが一つ一つのバッグにそれぞれ異なる個性豊かな絵を描いています。「今ではみんな家族のような関係なのよ」とドルチェさんがおっしゃっていました。

        f:id:philotrade:20180902152919j:plain

        f:id:philotrade:20180902151609j:plain

     イラストレーターでもあるドルチェさんがこの上に絵を描きます

 

        f:id:philotrade:20180902151625j:plain

      バルセロナ出身のイラストレーターDaniel Tjartさんの作品

 

PINZATのショップ 

ウェブサイトには開店午前11時とあったため、11時半ごろ訪れたところ、まだ店は開く気配なし…。しかし、閉められたシャッターには、きっとPINZATのアーティストの方が描いたのでしょう、ファンキーなグラフィティーが描かれており、思わず写真を撮ってしまいました。ラッキー!

        f:id:philotrade:20180902152022j:plain

        f:id:philotrade:20180902152021j:plain

 

ショップは商品が陳列されている部分と、作業場とに分かれています。

        f:id:philotrade:20180902152158j:plain

ですから、一つ一つの商品を楽しみながら、サミーさんが分厚い素材を特別なミシンで丁寧に縫っている過程も見ることができる面白い空間です。

私がショップを訪れた日には、サミーさんが大きなバックパックを作っているところでした。ワイルドな感じのサミーさんが眉間にしわを寄せながら真剣な表情で分厚い布を縫っている姿がなんとも可愛らしい。全部手作りですので、これを一つ作り上げるのに1〜2日かかるそうです。

        f:id:philotrade:20180902152319j:plain

 

こちらのバッグは秋に軽井沢・信濃追分文化磁場「油や」で行うポップアップショップで紹介する予定です。そのことをお二人に伝えたら、「PINZATのバッグを日本の皆さんに気に入って使ってもらえたら、とっても嬉しい」とおっしゃっていました。

 

油やポップアップショップ

場所:信濃追分文化磁場「油や」

日時:2018年9月27日(木)〜10月8日(月・祝)*火曜、水曜定休日

   午前11時〜午後5時

Hotel Tierra Buxo in スペイン 〜何もない村で最高のホテルに出会った〜

スペイン、スペイン、スペイン!! 何度訪れても新しい発見のあるスペイン。

 

今回はスペインのカタルニア、アラゴン地方を中心に旅してきました。

 

行き当たりばったりの道中、たまたまサイトで見つけ、宿泊できてとてもラッキーだったHotel Tierra Buxoとその経営者であるフランス人のRomainさんとスペイン人のMartaさんご夫婦について書きたいと思います。

        f:id:philotrade:20180826175136j:plain

           Martaさん(左)とRomainさん(右)

 

Hotel Tierra Buxoはスペインのアラゴン州(スペインとフランスの国境に位置するピレネー山脈沿)にあるアインサ(Aínsa)という美しい古都からさらに車で30分ほど行った所にあります。何もないとってもとっても小さな村です。

        f:id:philotrade:20180826175414j:plain

                 古都Aínsa

        f:id:philotrade:20180826175950j:plain

                 古都Aínsa

        f:id:philotrade:20180826182016j:plain

 

ここのホテルは大人限定。

理由は、子供が楽しめるホテルはたくさんあるけど、大人がゆっくりと過ごせるホテルというのはあまりないため、これでしばらくやってみようと思ったからとのこと。

 

経営者の一人、Martaさんは観光ビジネス学を学びにパリへ行きました。6ヶ月のプログラムでしたが、その後パリにある5つ星のインターコンチネンタルホテルに就職。あれよあれよと昇進し、「気がついたら13年も働いていたわ。色々なことが学べて、すばらしい経験ができた。…それに同じホテルのレストランで働いていたRomainと出会えたしね。でも大きいホテルだとお客さん一人一人と接するのは難しいじゃない? だから今度はインターコンチネンタルの真逆なホテルを経営したくなってね。それで二人で自分たちのホテルを作ろうということになったの。」とMartaさんはホテルを始めたいきさつについて語ってくれました。

 

Hotel Tierra BuxoはもともとMartaさんのお祖父さんの家でした。一階では豚や鶏などが飼われていたそうです。今は天井の高いかっこいいバー/くつろぎの空間になっています。

        f:id:philotrade:20180826175520j:plain

                Hotel Tierra Buxo

 

ホテルを建てる際、まず第一に、できる限り使える素材は再利用しました。新しいホテルなのに、外観は石造りで歴史が感じられる建物です。

        f:id:philotrade:20180826182141j:plain

第二にCO2の排出量を削減するためにトップ(4階)の部屋以外はエアコンをつけず、地下深く掘り床冷温水暖房(?)を設置しました。そのため夏は床がいい感じに冷たくなり、冬は暖かくなるそうです。第三に、ホテル全体が体の不自由な人でも自由に動き回れるように設計されています。例えば、ヨーロッパの小さなホテルには珍しく車椅子でも気軽に乗れる大きなエレベーターが設置されています。また段差もなるべく作らないようにしました。

 

ホテルの内装、家具、食器…どれをとっても、長年ホテルで働いてきたベテランのお二人が吟味し、様々なゲストのことを考えて選んだのだろうなというのが伝わってきます。

 

部屋は全部で5室。

ここが私たちの部屋。

        f:id:philotrade:20180826181147j:plain

部屋はちょうどいい広さです。窓からの眺めも最高。ベッドもとても心地よく、ぐっすり眠れます。     

        f:id:philotrade:20180826181843j:plain

 

このお二人のすごいところは、私たちゲストがホテルの入り口を入った時から出る時まで心の底から歓迎しながらも、同時にリラックスできる空間をつくってくれるところです。「ホテル」というよりも田舎に移り住んだ料理上手な友達の素敵な家に泊まりにいったような気分になれる場所でした。

       

このような空間を作るために、お二人とも並ならぬ努力をしているはずなのですけど、それを一切感じさせず「お客さんと話すこと、料理をつくること、庭いじりにホテルのメンテナンス…毎日大好きなことをしているから、全く苦にならない」とのこと。

 

夕飯(有料)も朝食もとても美味しい。夕食は食材の無駄を省くため、基本的に全員同じメニューです。

 

料理はRomainさんの仕事。Romainさんはパリのインターコンチネンタルホテルのレストラン全般の仕事をしていたそうです。実際にキッチンに立った経験がなかったので、ホテルを始める前にいろいろ料理を学んだとか。あとは小さい頃から食べてきたフランス料理とスペイン料理を融合させ、自分なりにメニューを作り出しているそうです。その腕前は確かです。夕飯に出たフレンチ風スパニッシュ冷製トマトスープ(Salmorejo)は最高のお味で感動しました! Romainさんにその感動を伝えると「料理をおいしくするコツは新鮮な素材と、そして僕が心を込めて作っているからだよ。」そしてはにかみながら日本語で「ありがとう」と言ってくれました。

        f:id:philotrade:20180826182401j:plain

ワインのセレクションも言うことなしです。お二人は小さなワイナリーで頑張るワインを応援するプロジェクトに参加しています。私たちがいただいたのはZinkeというワイン。思わず唸ってしまうほど美味しいのに、うれしいことにとてもリーズナブルなワインでした。

 

次の日の朝食には今まで食べた中で一番おいしいクロワッサン(フランスから取り寄せ)にRomainさんのお手製のジャム。

        f:id:philotrade:20180826182415j:plain

Martaさんのお母さんが作ったスパニッシュトルティーヤ。

        f:id:philotrade:20180826182505j:plain

 

スペイン産のイベリコハムにフランスのチーズ、しぼりたてのオレンジジュース…朝からゴージャスな朝食!と感激していると、Martaさんが「朝食は1日の中で一番大切な食事だからね。たくさん食べてね」と言ってくれました。

 

チェックアウトをし、荷物を車に詰め込み「またぜひ泊まりに来てね」と最後はハグをしてお別れ。私たちの車が見えなくなるまで見送ってくれました。

 

今回は一泊しかできなかったHotel Tierra Buxo。でも十分に満喫でき、なによりも素敵なお二人の一流のおもてなしに感謝、感激しました。何もない、しかし美しい自然に囲まれたとても小さな村にある小さなホテルですが、お二人に会いに絶対にまた訪れたい!と思う素晴らしいホテルでした。

        f:id:philotrade:20180826182719j:plain

        f:id:philotrade:20180826182739j:plain

 

 

 

Gradirripas 〜cutting boards made in ポルトガル〜 

前回、ポルト一人旅をご紹介しました。何回かポルトを訪れた理由の一つは、木材からまな板、器や、ワインボックスなどを5世代に渡り製作しているGradirripasの工場を訪れるためでした。

          f:id:philotrade:20180811022701j:plain

初めてポルトを訪れた際に、単に可愛いと思って購入したGradirripasのまな板だったのですが、いろいろ調べているうちに、この人たちに会いに行きたい!と思ったのです。実際にお会いしてみたら、とても素敵なご家族でした。

        f:id:philotrade:20180811022355j:plain

 

最近ポルトガルの特に若者の間のトレンドとして2つの大きな動きがあるということを色々な人から聞きました。1つ目は、自分の国や文化を振り返り、それを守りながらも新しい物・考えを発信していくという動きです。これはレストランや、ショップを見ていても感じることです。2つ目は、値段が多少高くても環境に優しい製品を作る企業の商品を買い、末長く使っていこうという動きです。

 

2つ目の動きによって経営をたち直すことができた良い例が、Gradirripasです。ポルトから電車で2時間ほどいったPernesという街からさらに車で30分行ったところに、Gradirripasの小さな工場があります。村中の人が昔からお互いを知っているというような街です。そこで2年ほど前、仕事を辞めGraddripasを継ぐためにこの小さな村に戻って来たお兄さんのミハエルさんと妹さんのテレサさんにお会いしました。(日本でいうUターン就職です。)

        f:id:philotrade:20180811022504j:plain

 

昔、この辺りはGradirripasのような木製品を作る工場がたくさんあったそうです。しかし、海外から安いプラスチック製品がどんどん入って来たことで、工場は次々と閉鎖されていきました。Gradirripasも、この危機に直面しました。しかし、ミハエルさんとテレサさんのお父さんは、ここで工場を閉めてしまったら村のコミュニティーが完全に消滅してしまうと、借金を抱えながらも頑固に経営を続けていたそうです。 

 

Gradirripasはサステイナビリティーシステムを以前から採用しています。素材となる木材は、伐採した木の本数と同じ数の新しい木を植えていくというルールを厳重に守っているサプライヤーからのみ、材料を購入しています。また熟練の職人によって作られたGradirripasのまな板や他の製品は、きちんと手入れをすれば末長く使える商品です。

 

        f:id:philotrade:20180811023353j:plain

 

        f:id:philotrade:20180811023104j:plain

転機が訪れたのは10年程前のことです。一つはイギリスの有名シェフ、ジェイミー・オリバーが5世代続く家族経営の小さな工場で環境に優しい製品を作り続けているGradirripasの話を聞き、このまな板を採用しテレビで使ったこと。もう一つは環境について語るだけでなく、環境にいいことをしようと実際に行動を起こす人達、特に若者が増えてきたことです。彼らは安価な製品を頻繁に買い換えるよりも、環境に配慮したGradirripasのような企業の商品を積極的に購入し長く使っていくことが環境に優しいと気づいたのです。この2点により、Gradirripasの商品が多くのマスコミに取り上げられ、経営を立て直すことがきました。

 

最後に、お二人に将来の夢を聞いたところ、次のように語ってくれました。

「私たちはとても大きな責任を背負っています。Gradirripasが成長していくことでこの村全体も潤うようになるんです。これからも今ある商品を丁寧に作りながら新しい商品も開発していきたいと思います。」

        f:id:philotrade:20180811023800j:plain

訪れたGradirripasの工場には閉鎖された工場から引き抜かれた熟練の職人の方もいらっしゃいました。

        f:id:philotrade:20180811023901j:plain

        f:id:philotrade:20180811023914j:plain 

 

        f:id:philotrade:20180811023904j:plain 

Gradirripasは小さな村にありながらも、商品のこと、コミュニティー全体のこと、そして環境のことを考えながらものづくりを続けている、器の大きな会社でした。

 

 

一人旅が楽しめる街(1)– ポルト

今回は一人でも十分楽しめる街(勝手に)第一弾としてポルトガルの「ポルト」をご紹介します。美しい港、街のあちらこちらで見られるアズレージョ、世界で最も美しいワイナリー沿いを流れるドウロ川がポルトをユニークな街に形作っています。

        f:id:philotrade:20180811020749j:plain

              

ポルトは坂の多い街ですが、車がなくても歩いて回れますし、おいしい料理、ワイン/ポート、ショッピング、歴史、観光が楽しめる街です。さらに人々がフレンドリーなのがとても嬉しい。ポルトガルでは夕飯を食べる時間が日本より遅いので、暗くなってもレストランが多い道は人通りが多く、夜少々遅くなっても安全な街だと思います。

 

今回のポルト一人旅のテーマは、タイル好きに嬉しい「アズレージョ巡り」です。タイル好きでなくても、ポルトアズレージョは圧巻です。

 

1903年に建てられたサン・ベント駅。建物自体は地味ですが、中に入ると20,000枚のアズレージョを楽しめます。これは1930年にジョルジェ・コラコが11年かけてポルトガルの歴史をモチーフに製作した作品です。

 

        f:id:philotrade:20180801141125j:plain

 

        f:id:philotrade:20180801141229j:plain

  • サント・イルデフォンソ教会(Igreja Paroquial de Santo Ildefonso)

サン・ベント駅を右手に、坂を上がって行ったところにあります。(長い坂道なので頑張ってのぼってください。)1793年に完成した初期のバロック様式の聖堂です。外観がいい感じに朽ちています。そしてアズレージョが素晴らしい。こちらもサン・ベント駅と同じジルジェ・コラコによって作成されました。教会の前の階段に座って道ゆく人を眺めていると時間が過ぎていくのを忘れてしまいそう。またこの前を通る可愛い路面電車の写真が撮れるいいスポットでもあります。

        f:id:philotrade:20180801141428j:plain

        f:id:philotrade:20180801141602j:plain

 

  • アルマス礼拝堂 (Capela das almas )

ポルトで見られるアズレージョの中で一番のお気に入りの場所。この礼拝堂は18世紀に建てられましたが、外側のアズレージョは1929年に作成されました。16,000枚のアズレージョが使われています。道路に面しており、人や車が多いですが、逆にそれが地元の人達の生活にアルマス礼拝堂が馴染んでいるようでとてもいいんです。

        f:id:philotrade:20180801141829j:plain

        f:id:philotrade:20180801141823j:plain

        f:id:philotrade:20180801221253j:plain

 

  • カルモ教会 (Igreja do Carmo)

一見大きな教会と思われるかもしれませんが、実は二つの異なる教会が1mというわずかな隙間を隔て建っているのです。この二つの教会の間に上下一つずつの窓がある縦長い建物があるのがお分かりですか。ここには1980年代ぐらいまで人が住んでいたそうですよ。

        f:id:philotrade:20180801142044j:plain

カルモ協会は向かって右側のアズレージョがある方です。カルモ教会は18世紀の終わりに建てられた後期バロック様式の建物。アズレージョは1912年にSilvestro Silvestriによってデザインされました。中に入ることもできます。

        f:id:philotrade:20180801142145j:plain

カルモ教会の前の道を渡った所に、Garrafeira do Carmoといういい酒屋さんがあります。ポルトガル産の美味しいワインやポートを買うのであればぜひこちらへ。

        f:id:philotrade:20180801142305j:plain

店員さんのワイン/ポートに関する知識は素晴らしく、とてもわかりやすく説明してくれます。嬉しいことに価格もとってもとってもリーズナブルで、飛行機に乗せられるようにきちんと包装してくれます。

 

街をぶらぶらしている時も上を見上げてみてください。素敵なタイルが建物の外壁を彩っているのが楽しめます。

   f:id:philotrade:20180801142425j:plain  f:id:philotrade:20180801142503j:plain

 

えっ、お腹が空いてきましたか? ご心配なく。ポルトでお気に入りのカフェ、レストランをご紹介します。

 

カフェ

  • A Sandeira

        f:id:philotrade:20180801142721j:plain

ランチに美味しいサンドウィッチはいかがですか? スペースはあまり広くなく、それでいてとても人気なので、お昼前にいくのがお勧めです。もし長い時間待たなければならなくても、待つ甲斐はあります。最高のバゲットの中に美味しいチーズ、生ハム、新鮮な野菜やフルーツ!さらにお値段もリーズナブルで言うことなしです。

        f:id:philotrade:20180801142821j:plain

住所: Rua dos Caldeireiros 85, Porto 4050-140, Portugal

TEL : +351 22 321 6471

 

レストラン

  • Flor dos Congregados Casa de pasto

1852年創業。162年経った今でも同じ家族によって経営されています。ここの料理は肉でも魚でもなんでも美味しいのが嬉しい!

        f:id:philotrade:20180801143819j:plain

しかし、ベジタリアンでなければぜひTerylene サンドイッチを食べていただきたい。

        f:id:philotrade:20180811020812j:plain

いい加減にトーストされたバンズに、20時間魔法のタレでマリネし、ウッドオーブンで3時間ゆっくり焼かれたジューシーなローストポークとスモークハムが入っています。思い出すだけでもよだれが出てくる…。路地好きな私にはたまらない狭い路地にある見つけにくいレストランです。根気よく探し、見つけられた人だけがこのTerylene サンドイッチにありつけます。

住所: Travessa Congregados 11, Porto 4000-179, Portugal

TEL : +351 22 200 2822

 

  • Cantina 32

以前は香水の工場だったそうです。いつも夜にお邪魔するため、中は暗く、うまく写真が取れないのが残念。内装は天井が高くインダストリアルな雰囲気です。伝統的なポルトガル料理をちょっとモダンにした料理が楽しめます。どの料理も美味しく、プレゼンテーションも素敵です。私の一番のお気に入りは「パクチー入りイカのバター炒め」!初めて食べた時、美味しすぎておかわりしちゃいました。残ったバター汁に美味しいパン(有料ですが、ぜひ頼んでください)をつけて食べてみてください。

        f:id:philotrade:20180801144935j:plain

  ポルトガル産グリーンワイン(左上)、パテ&フランスパン、パクチーイカのバター炒め

            *早く食べたくて写真がブレててすみません。

 

今度はいつ来られるかわからないので、レシピを聞いて見たら…、親切にも材料を教えてくれました!いいイカが手に入った時は、味の記憶を頼りに作っています。夜行くのであれば、前もって予約をして行った方がいいかもしれません。レストランが並ぶ広い道に面しているので、多少夜遅くなっても安心です。

 

住所: Cantina 32, Rua das Flores 32,Porto

TEL  :  +351 222 039 069

 

ワイナリー/ポート巡り

時間があるのなら、いや、時間を作ってでも訪れていただきたいのがドウロ川沿いにあるワイナリー巡り。2泊ほどワイナリーに宿泊して、ポルトガルワイン、ポート、そしてワイナリーの料理を満喫していただきたい! 詳しい情報はいつか更新しますので、お楽しみに。

インドの結婚式に行ってきました!

                           f:id:philotrade:20180726003700j:plain

この写真、映画のワンシーンではありません。一般人の結婚式披露宴の写真です。

 

結婚披露宴でのこと

先日初めてインドの結婚式に行ってきました。

噂には聞いていましたが、インド人の結婚式はとにかく豪快、派手、なんともすごすぎました! 

                

           f:id:philotrade:20180726003923j:plain

 

招待状には午後7時から結婚式の披露宴開始とありましたが、私たちが家を出たのは午後7時半、そして渋滞に巻き込まれながら会場に到着したのは午後9時。しかし大きな披露宴会場には新郎新婦はまだ到着しておらず、招待客があちらこちらで食事をしていたり、談話をしていたりしていました。

(注意1)インドの結婚式に招待されたら時刻通りに行かないこと。

 

          f:id:philotrade:20180726004641j:plain

 

料理はビュッフェスタイル。すでに新郎新婦が座っているはずのステージに向かって左側には前菜が、右側にはインド北部、南部のメイン料理がずらっと並んでいます。全部ベジタリアン料理。そしてデザートとフルーツのビュッフェ。選び放題です。が!アルコールなし…。家でワイン一本開けてきてよかった(フー)。

(注意2)披露宴はアルコールフリーの場合があるので必要であれば軽くどこかで飲んでからいくこと。

 

          f:id:philotrade:20180726004708j:plain

 

午後11時ごろやっと外に新郎が現れたと聞き、外へでてみると…、会場の入り口から100M離れたところに、まず見えたのが大きな象2頭!

 

               f:id:philotrade:20180726004913j:plain

 

その後ろに太鼓隊に合わせて踊りまくる新郎の家族や親戚(?)達!

    

 

さらに、その後ろには2頭の白馬に引かれた馬車に乗る新郎。

            f:id:philotrade:20180726005343j:plain            

         f:id:philotrade:20180726005507j:plain

 

ウォーという叫び声しか出て来ませんでした。その踊りまくる新郎の家族たち「お前も踊れ」と言われ、踊りの輪の中に引きずりこまれました。汗をダラダラ垂らしながら踊っていますが、みんな本当に嬉しそう。笑顔いっぱいです。

(注意3)踊れと言われたら楽しんで踊ること

 

その間新婦は何をしているのかというと、新郎が披露宴が行われるステージの上の席に座るまでどこかで待機しているそうです。私なら、「早くしてよ!」と携帯にメッセージ1000件は送っているだろうな。

 

新郎が披露宴会場の入り口にあらわれたのは約45分後。そこからステージまで約100m。また新郎の親戚たちが踊りだします。時間はもう少しで次の日(木曜日)になろうというところ。しかし、私たちはまだ新婦を見ていないのです!

情報によると新婦が登場してくるまでにあと1時間はかかるとのこと。結局諦めて帰路につきました。

 

残念ながら新婦にはお会いできませんでしたが、映画の中に入り込んだような、夢のような夜でした。

 

招待客の数

インドでは最低でも300人以上は結婚式に招待するのだとか。今回の結婚式には700人くらいに招待状をだし、実際に来たのは500人くらいだそうです。

                                  

        f:id:philotrade:20180726003919j:plain

               今回いただいた招待状

 

インドの結婚式費用

この大披露宴、象に白馬に馬車…、全総額は結婚式の大きさによって異なりますが、約300万円から8000万とも言われています。一体誰がお金を出すのでしょうか? インドの北部では新婦の家族が出すのだそうです。さらに、嫁入りのために新郎の家族、親戚にいろいろな金品(ダウリー)(インド人は賄賂と呼ぶ)を渡すのだそうです。これから新婦の義理の家族たちが嫁を養っていかなければならないため、「これから末長くどうぞよろしくお願いします」という”気持ち”なのです。が、これはインド人の中に娘を持つことを嫌がる理由の一つにもなっています。

 

インドでの結婚式のピーク

結婚式のピークは11月〜2月の暑すぎない時期が人気です。日取りを決めるのに専門家にみてもらい、いい日は朝から晩まで式場は予約でいっぱいになり、さらに価格も非常に高くなるそうです。

 

多くの人が親によって決められた相手と結婚

私が今までに出会ったインド人のご夫婦はすべて親によって決められた結婚です。この方がお互いの義理の両親からのサポートが受けやすく、結婚生活もスムーズにいくからだとか。それだけ親を信用しているところに感心してしまいます。

どんな出会い方をしたとしても、お互いが幸せだと思える結婚生活を送っていることが重要です。ただ、個人的な意見として結婚式は単なるスタート。本番はその後。これからいろんなことが起こるのだから、結婚式にこんなにお金をかけなくてもと思いました。ただ、親に決められた会ったばかりの人との将来のことをすぐに考えず、夢のような日に多くの精神と体力と集中力を注いだほうが、マリッジブルーにならなくてすむのでしょうか…?

 

しかし、今回出席させていただいた結婚式のご家族、親戚の方たち、そして新郎は溢れんばかりの笑顔で全ての人がとても幸せそうでした。お二人の末長いお幸せを心からお祈りします!

 

         f:id:philotrade:20180726011240j:plain

新婦さんではありません。披露宴会場の入り口で招待客を迎えるためにずっと立っている女性です。

 

インド映画「Toilet - Ek Prez Katha (トイレ - ある愛の物語)」

日本からインドへの飛行機の中で、ボリウッド映画「Toilet- Ek Prem Katha (トイレ – ある愛の物語)」を見ました。恋愛コメディー映画です。そしてボリウッド映画には欠かせない、歌とダンスももちろん入っていますよ。

       f:id:philotrade:20180713135244j:plain

                                              acbatime.comより

 

〜簡単なあらすじ〜

36歳独身で田舎で自転車屋を営むケシャブが、都会に住む教養のある女性ジャヤと電車のトイレの前で出会い一目惚れをしてしまいます。(確かに綺麗な女優さんです)

        f:id:philotrade:20180713135639j:plain

        ジャヤ役のBhumi Pednekarさん hidustantimesより

 

とにかくこの二人なんとか結婚するのですが、初夜の夜明け前、ジャヤは村の女性たちから一緒に歩いて村はずれまでトイレをしに行こうと誘われるまでケシャブの家にトイレがないということを知らされていませんでした。

 

これは宗教上の理由から家にトイレを置くことは不浄であり、この村にはトイレがずっとなかったのです。男性は地球上がすべてトイレ。しかし、女性は夜明け前にだけみんなで連れ立って、草むらの中で用を足さなければなりません。日中は我慢するのが当たり前だと思っているのです。

これに対してジャヤは「家にトイレがないのを知っていれば、結婚なんかしなかった!」と怒ります。

 

ケシャブは最初ジャヤがどうして家にトイレがないことに怒っているか理解できませんでした。しかし、なんとかしてトイレの問題を解決しようとあの手、この手をつくしますが、献身的な宗教家であり、迷信深いケシャブの父をはじめ、村の人たちに「なぜ俺たちの文化や伝統を尊重しないのか!…私たちの祖先は家にトイレを作らなかった。だから私たちもいらないんだ。」と反対されます。さらに女性達も外で用を足すのを重要な問題だとは思っていないと相手にしません。

 

  f:id:philotrade:20180713140220j:plain

                  IndieWireより

 

とうとうケジャブは、毎日当たり前のように村のはずれまで用を足しに行く女性達に訴えます。「男は家の裏には用を足しているのよ。私たちは妥協して当たり前だと思われている…女性はトイレに行く権利もないの?元々は彼らのせいだけど、でも今は(それを当然だと思っている)私たちのせいよ!」

  f:id:philotrade:20180713140431j:plain

                 IndieWireより

 

この訴えを聞いた女性達の反応は「教養があるのって、うるさいわね…。」でした。

さて、ケジャブは妻ジャヤのためにトイレを作ることができるのか…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

飛行機の中なのに、大声で笑ってしまった場面がたくさんありました。

でも、よく考えるとこの映画かなり深い内容なのではないかと思わされるようなセリフがいくつかあります。

 

トイレを作ろうとして苦戦している(確か)ケジャブのセリフ:

「個人的な問題とならない限り(人はその問題に対して)戦おうとしたり、解決しようとはしない」

「文化に打ち勝つのは簡単じゃない」

 

ケジャブの父親がケジャブの行動に呆れ、「苦労して育てたのにこんな男に育ってしまった」と言ったのに対するケジャブのセリフ:

「そうさ俺は父さんに男として育てられた。だから女性のことを考えたことがなかったんだ。」

 

インドのモディ首相は「インドの街をきれいにする」ことを掲げ2019年までに1億2000万家庭に専用トイレを設置し、小中学校のトイレや公衆トイレを整備すると言っています。

 

インドではトイレがないため、夜草村で用を足さなければならない女性がレイプにあったり、生理中は不登校になる女子学生など深刻な問題も多々起こっているのです。

 

この映画を見るまで、家にトイレがないのはただ単に貧乏な人たちだけかと思っていたのですが、宗教、迷信、伝統がトイレを作らせない理由となっていたことには驚きました。

 

しかし、インドって変わってるなあ、トイレが作れないなんてありえない、アハハ!で終わる映画ではないのではないか、と感じました。

 

今の日本にも、当てはまることがたくさんあるのでは……と思います。

 

例えば、夫婦別姓、育休を取ること、子供をもたないという選択、男だから女だからという伝統的な考え方、持って生まれた性と心がマッチしない人への法的・社会的対応などなど。

 

昔からそうだったから、自分の時はそうじゃなかったという理由で、それは間違っているとか、それに対して声をあげる人に「うるさい人、問題を作る人、変わった人」と言う、またはちょっと呟いたことで大炎上!こういうことって日々起こっていることではないでしょうか。

 

だからこういう選択肢もあってもいいんじゃない?、これってとても苦痛なんだけどと思ったら声をあげましょ。そして、そんな声を聞いたらすぐにそれがあっているのか、間違っているのか判断するのではなくて、もし自分がその立場だったら…と少し考える、想像する時間を持ってもいいと思うんです。100年間続いてきたことでも、もし自分がそんな状況だったらと想像することで、結構見えないものが見えてくることもありますから。

 

「Toilet -ある愛の物語」、日本で上映されたのかどうかはわかりませんが、機会があったらぜひ見てみてください。

 

参考文献

https://www.huffingtonpost.jp/foresight/clean-india_b_6137086.html

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8854_2.php

 

 

ポップアップショップを行なって思ったこと

Philotradeは6/21〜7/2まで信濃追分にある「油や」にて初のポップショップを行いました。来店いただいた多くの方に、Philotradeが扱っている商品や作り手についてのストーリーを伝えることができ、そして共感していただけました。ありがとうございます!

       f:id:philotrade:20180704222412j:plain

 

また、お客様からも趣味や旅の話しから、貧困層に属する方々を長いスパンでどのように援助していくべきかという話までできて、本当に楽しかった!

 

今まで自宅や倉庫に置いてあった商品が、和式の部屋に展示され、お客様の手に取られ、褒められることで、以前とは違ったよそゆきの表情になっていることにも驚きました。

       f:id:philotrade:20180704222547j:plain

                                                 展示前のlucite gallery

 

       f:id:philotrade:20180704222735j:plain                            展示後のlucite gallerly 

 

今回のポップアップショップで、多くの方々と話をさせていただいて「こんなお客様に買ってもらえたら、店に来ていただけたら嬉しいなあ」と思ったことを書きたいと思います。

  • ブランドの創設者や作り手たちの思い、夢、大切にしていることに共感してくれる人
  • 想定外なことが大好きな人
  • 作り手たちが心を込めて作った商品を大切に長く使いたいと思っている人
  • 見知らぬ人、国、そしてまだ見ぬ未来をなんとなく想像できる人
  • 何かにこだわりを持つ人、おせっかいを焼きたがる人

これらすべての方に共通しているのは「人が好き」な人達だと思います。作り手達が(あったことがなくても)少しでも幸せになってくれるのであれば、という気持ちを持ってくれる人達だと思うんです。

 

ラッキーなことに、「油や」でのポップアップショップでは、そのような方々にたくさんお会いすることができました。そして、こんな素敵な作り手達が頑張って作っている商品なら…と購入していただけた時は、安心して商品たちを送り出すことができました。

       f:id:philotrade:20180603150809j:plain

 

また、我々が扱う商品は大事に愛情をもって接していただければ、使えば使うほど味が出て、長くご愛用いただける商品です。そして持ち歩いたり身につけることで、ご家族やお友達、さらには知らない人とも自然とコミュニケーションが生まれるモノたちです。

 

 どの色にしようか、どちらのデザインにしようかといろいろ迷った後に「これっ!」と決められた時の笑顔は、なんとも言えないほど素敵でこちらまで嬉しくなります。

 

その笑顔が見たくて、そして私たちも笑顔を見られることがとても嬉しくて、そんな方達に買って帰って頂きたいのです。

 

商品について説明する前に、一目見て気に入ってくださる方も、もちろん大歓迎ですし、お話を聞いていただいただけでもありがたいです。

 

だから、商品の値段だけ、生産国(東南アジアやアフリカの国で作ったのならば安いはず、と思われる)で判断する方、またどれだけ安く買ったかだけを気にする方にはPhilotradeの商品ははっきりいってあいませんし、そういう方に商品を買って帰ってもらうと少々心配になります。

 

偉そうなことを…と思われる方もいらっしゃると思いますが、これが今回ポップアップショップで、お客様と面と向かって話し、ご意見を聞かせていただいて気づいたことです。