ひとったび -人と旅と物語-

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インドの結婚式に行ってきました!

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この写真、映画のワンシーンではありません。一般人の結婚式披露宴の写真です。

 

結婚披露宴でのこと

先日初めてインドの結婚式に行ってきました。

噂には聞いていましたが、インド人の結婚式はとにかく豪快、派手、なんともすごすぎました! 

                

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招待状には午後7時から結婚式の披露宴開始とありましたが、私たちが家を出たのは午後7時半、そして渋滞に巻き込まれながら会場に到着したのは午後9時。しかし大きな披露宴会場には新郎新婦はまだ到着しておらず、招待客があちらこちらで食事をしていたり、談話をしていたりしていました。

(注意1)インドの結婚式に招待されたら時刻通りに行かないこと。

 

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料理はビュッフェスタイル。すでに新郎新婦が座っているはずのステージに向かって左側には前菜が、右側にはインド北部、南部のメイン料理がずらっと並んでいます。全部ベジタリアン料理。そしてデザートとフルーツのビュッフェ。選び放題です。が!アルコールなし…。家でワイン一本開けてきてよかった(フー)。

(注意2)披露宴はアルコールフリーの場合があるので必要であれば軽くどこかで飲んでからいくこと。

 

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午後11時ごろやっと外に新郎が現れたと聞き、外へでてみると…、会場の入り口から100M離れたところに、まず見えたのが大きな象2頭!

 

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その後ろに太鼓隊に合わせて踊りまくる新郎の家族や親戚(?)達!

    

 

さらに、その後ろには2頭の白馬に引かれた馬車に乗る新郎。

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ウォーという叫び声しか出て来ませんでした。その踊りまくる新郎の家族たち「お前も踊れ」と言われ、踊りの輪の中に引きずりこまれました。汗をダラダラ垂らしながら踊っていますが、みんな本当に嬉しそう。笑顔いっぱいです。

(注意3)踊れと言われたら楽しんで踊ること

 

その間新婦は何をしているのかというと、新郎が披露宴が行われるステージの上の席に座るまでどこかで待機しているそうです。私なら、「早くしてよ!」と携帯にメッセージ1000件は送っているだろうな。

 

新郎が披露宴会場の入り口にあらわれたのは約45分後。そこからステージまで約100m。また新郎の親戚たちが踊りだします。時間はもう少しで次の日(木曜日)になろうというところ。しかし、私たちはまだ新婦を見ていないのです!

情報によると新婦が登場してくるまでにあと1時間はかかるとのこと。結局諦めて帰路につきました。

 

残念ながら新婦にはお会いできませんでしたが、映画の中に入り込んだような、夢のような夜でした。

 

招待客の数

インドでは最低でも300人以上は結婚式に招待するのだとか。今回の結婚式には700人くらいに招待状をだし、実際に来たのは500人くらいだそうです。

                                  

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               今回いただいた招待状

 

インドの結婚式費用

この大披露宴、象に白馬に馬車…、全総額は結婚式の大きさによって異なりますが、約300万円から8000万とも言われています。一体誰がお金を出すのでしょうか? インドの北部では新婦の家族が出すのだそうです。さらに、嫁入りのために新郎の家族、親戚にいろいろな金品(ダウリー)(インド人は賄賂と呼ぶ)を渡すのだそうです。これから新婦の義理の家族たちが嫁を養っていかなければならないため、「これから末長くどうぞよろしくお願いします」という”気持ち”なのです。が、これはインド人の中に娘を持つことを嫌がる理由の一つにもなっています。

 

インドでの結婚式のピーク

結婚式のピークは11月〜2月の暑すぎない時期が人気です。日取りを決めるのに専門家にみてもらい、いい日は朝から晩まで式場は予約でいっぱいになり、さらに価格も非常に高くなるそうです。

 

多くの人が親によって決められた相手と結婚

私が今までに出会ったインド人のご夫婦はすべて親によって決められた結婚です。この方がお互いの義理の両親からのサポートが受けやすく、結婚生活もスムーズにいくからだとか。それだけ親を信用しているところに感心してしまいます。

どんな出会い方をしたとしても、お互いが幸せだと思える結婚生活を送っていることが重要です。ただ、個人的な意見として結婚式は単なるスタート。本番はその後。これからいろんなことが起こるのだから、結婚式にこんなにお金をかけなくてもと思いました。ただ、親に決められた会ったばかりの人との将来のことをすぐに考えず、夢のような日に多くの精神と体力と集中力を注いだほうが、マリッジブルーにならなくてすむのでしょうか…?

 

しかし、今回出席させていただいた結婚式のご家族、親戚の方たち、そして新郎は溢れんばかりの笑顔で全ての人がとても幸せそうでした。お二人の末長いお幸せを心からお祈りします!

 

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新婦さんではありません。披露宴会場の入り口で招待客を迎えるためにずっと立っている女性です。

 

インド映画「Toilet - Ek Prez Katha (トイレ - ある愛の物語)」

日本からインドへの飛行機の中で、ボリウッド映画「Toilet- Ek Prem Katha (トイレ – ある愛の物語)」を見ました。恋愛コメディー映画です。そしてボリウッド映画には欠かせない、歌とダンスももちろん入っていますよ。

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                                              acbatime.comより

 

〜簡単なあらすじ〜

36歳独身で田舎で自転車屋を営むケシャブが、都会に住む教養のある女性ジャヤと電車のトイレの前で出会い一目惚れをしてしまいます。(確かに綺麗な女優さんです)

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        ジャヤ役のBhumi Pednekarさん hidustantimesより

 

とにかくこの二人なんとか結婚するのですが、初夜の夜明け前、ジャヤは村の女性たちから一緒に歩いて村はずれまでトイレをしに行こうと誘われるまでケシャブの家にトイレがないということを知らされていませんでした。

 

これは宗教上の理由から家にトイレを置くことは不浄であり、この村にはトイレがずっとなかったのです。男性は地球上がすべてトイレ。しかし、女性は夜明け前にだけみんなで連れ立って、草むらの中で用を足さなければなりません。日中は我慢するのが当たり前だと思っているのです。

これに対してジャヤは「家にトイレがないのを知っていれば、結婚なんかしなかった!」と怒ります。

 

ケシャブは最初ジャヤがどうして家にトイレがないことに怒っているか理解できませんでした。しかし、なんとかしてトイレの問題を解決しようとあの手、この手をつくしますが、献身的な宗教家であり、迷信深いケシャブの父をはじめ、村の人たちに「なぜ俺たちの文化や伝統を尊重しないのか!…私たちの祖先は家にトイレを作らなかった。だから私たちもいらないんだ。」と反対されます。さらに女性達も外で用を足すのを重要な問題だとは思っていないと相手にしません。

 

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                  IndieWireより

 

とうとうケジャブは、毎日当たり前のように村のはずれまで用を足しに行く女性達に訴えます。「男は家の裏には用を足しているのよ。私たちは妥協して当たり前だと思われている…女性はトイレに行く権利もないの?元々は彼らのせいだけど、でも今は(それを当然だと思っている)私たちのせいよ!」

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                 IndieWireより

 

この訴えを聞いた女性達の反応は「教養があるのって、うるさいわね…。」でした。

さて、ケジャブは妻ジャヤのためにトイレを作ることができるのか…。

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飛行機の中なのに、大声で笑ってしまった場面がたくさんありました。

でも、よく考えるとこの映画かなり深い内容なのではないかと思わされるようなセリフがいくつかあります。

 

トイレを作ろうとして苦戦している(確か)ケジャブのセリフ:

「個人的な問題とならない限り(人はその問題に対して)戦おうとしたり、解決しようとはしない」

「文化に打ち勝つのは簡単じゃない」

 

ケジャブの父親がケジャブの行動に呆れ、「苦労して育てたのにこんな男に育ってしまった」と言ったのに対するケジャブのセリフ:

「そうさ俺は父さんに男として育てられた。だから女性のことを考えたことがなかったんだ。」

 

インドのモディ首相は「インドの街をきれいにする」ことを掲げ2019年までに1億2000万家庭に専用トイレを設置し、小中学校のトイレや公衆トイレを整備すると言っています。

 

インドではトイレがないため、夜草村で用を足さなければならない女性がレイプにあったり、生理中は不登校になる女子学生など深刻な問題も多々起こっているのです。

 

この映画を見るまで、家にトイレがないのはただ単に貧乏な人たちだけかと思っていたのですが、宗教、迷信、伝統がトイレを作らせない理由となっていたことには驚きました。

 

しかし、インドって変わってるなあ、トイレが作れないなんてありえない、アハハ!で終わる映画ではないのではないか、と感じました。

 

今の日本にも、当てはまることがたくさんあるのでは……と思います。

 

例えば、夫婦別姓、育休を取ること、子供をもたないという選択、男だから女だからという伝統的な考え方、持って生まれた性と心がマッチしない人への法的・社会的対応などなど。

 

昔からそうだったから、自分の時はそうじゃなかったという理由で、それは間違っているとか、それに対して声をあげる人に「うるさい人、問題を作る人、変わった人」と言う、またはちょっと呟いたことで大炎上!こういうことって日々起こっていることではないでしょうか。

 

だからこういう選択肢もあってもいいんじゃない?、これってとても苦痛なんだけどと思ったら声をあげましょ。そして、そんな声を聞いたらすぐにそれがあっているのか、間違っているのか判断するのではなくて、もし自分がその立場だったら…と少し考える、想像する時間を持ってもいいと思うんです。100年間続いてきたことでも、もし自分がそんな状況だったらと想像することで、結構見えないものが見えてくることもありますから。

 

「Toilet -ある愛の物語」、日本で上映されたのかどうかはわかりませんが、機会があったらぜひ見てみてください。

 

参考文献

https://www.huffingtonpost.jp/foresight/clean-india_b_6137086.html

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/11/post-8854_2.php

 

 

ポップアップショップを行なって思ったこと

Philotradeは6/21〜7/2まで信濃追分にある「油や」にて初のポップショップを行いました。来店いただいた多くの方に、Philotradeが扱っている商品や作り手についてのストーリーを伝えることができ、そして共感していただけました。ありがとうございます!

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また、お客様からも趣味や旅の話しから、貧困層に属する方々を長いスパンでどのように援助していくべきかという話までできて、本当に楽しかった!

 

今まで自宅や倉庫に置いてあった商品が、和式の部屋に展示され、お客様の手に取られ、褒められることで、以前とは違ったよそゆきの表情になっていることにも驚きました。

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                                                 展示前のlucite gallery

 

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今回のポップアップショップで、多くの方々と話をさせていただいて「こんなお客様に買ってもらえたら、店に来ていただけたら嬉しいなあ」と思ったことを書きたいと思います。

  • ブランドの創設者や作り手たちの思い、夢、大切にしていることに共感してくれる人
  • 想定外なことが大好きな人
  • 作り手たちが心を込めて作った商品を大切に長く使いたいと思っている人
  • 見知らぬ人、国、そしてまだ見ぬ未来をなんとなく想像できる人
  • 何かにこだわりを持つ人、おせっかいを焼きたがる人

これらすべての方に共通しているのは「人が好き」な人達だと思います。作り手達が(あったことがなくても)少しでも幸せになってくれるのであれば、という気持ちを持ってくれる人達だと思うんです。

 

ラッキーなことに、「油や」でのポップアップショップでは、そのような方々にたくさんお会いすることができました。そして、こんな素敵な作り手達が頑張って作っている商品なら…と購入していただけた時は、安心して商品たちを送り出すことができました。

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また、我々が扱う商品は大事に愛情をもって接していただければ、使えば使うほど味が出て、長くご愛用いただける商品です。そして持ち歩いたり身につけることで、ご家族やお友達、さらには知らない人とも自然とコミュニケーションが生まれるモノたちです。

 

 どの色にしようか、どちらのデザインにしようかといろいろ迷った後に「これっ!」と決められた時の笑顔は、なんとも言えないほど素敵でこちらまで嬉しくなります。

 

その笑顔が見たくて、そして私たちも笑顔を見られることがとても嬉しくて、そんな方達に買って帰って頂きたいのです。

 

商品について説明する前に、一目見て気に入ってくださる方も、もちろん大歓迎ですし、お話を聞いていただいただけでもありがたいです。

 

だから、商品の値段だけ、生産国(東南アジアやアフリカの国で作ったのならば安いはず、と思われる)で判断する方、またどれだけ安く買ったかだけを気にする方にはPhilotradeの商品ははっきりいってあいませんし、そういう方に商品を買って帰ってもらうと少々心配になります。

 

偉そうなことを…と思われる方もいらっしゃると思いますが、これが今回ポップアップショップで、お客様と面と向かって話し、ご意見を聞かせていただいて気づいたことです。

 

 

パタゴニアを行く- 世界でもっとも美しい大地 〜究極に理想的な生活をされている写真家 野村哲也さん〜

世界中を旅する写真家、野村哲也さん。今までに125カ国訪れました。

結婚後、世界で一番美しい自然の中に住み、じっくり腰を据えて写真撮影したいということから、パタゴニア、富士山の3合目、南アフリカで2番目に古いステレンボッシュ(ワインの街)、イースター島など2年毎に移住する生活を続けており、憧れる生活をされている方です。

 

20年ぐらい前に訪れたチリのパタゴニアを訪れたことを懐かしく思い出していた頃に野村さんが書かれた「パタゴニアを行く–世界でもっとも美しい大地」に出会いました。

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                                                         https://goo.gl/nvWobV

 

写真も美しい草花、迫力のある自然や生き物がたくさん掲載されています。

野村さんが書く文章は山、海、川、光、匂いが読み手にとてもよく伝わってくるんです。訪れた場所の地理や歴史、名前の由来などの説明がわかりやすい。それに出会った人々との心温まるエピソードにホロリときてしまいます。

 

一番好きな場面は、野村さんと消滅しつつある先住民ヤーガン族の末裔のウルスラさんとの会話です。野村さんはウルスラさんにちょっと意地悪な質問をします。

                            「この世で一番嫌いな人っていますか。」

  

この質問に対し、ウルスラさんはこう答えます。

「貯める人。食料、愛情、勇気、お金を自分のためだけに貯める人は軽蔑するわ…。血が体内を絶えず流れるように、すべてのものは止めちゃいけない。愛情もお金ももらったらどんどん外へ流す。絶えず流せば、より大きなものがまた別のところから流れ込んでくる。地球が回るように、すべてのものは琉転しているのよ。」

 

この場面はとても惹かれる部分で、何回も読み返してしまいます。

 

Philotradeのビジネスパートナー達とビジネスを始めてから、彼女達と話した後は元気が出てきて、そして心地よい気分になるんです。いつもこの“心地良さ”は一体何なんだろうと不思議に思っていました。

 

このチリの最南端部に住むウルスラさんの言葉によって今わかったのです。この心地良さとは彼女達が自分たちや目先のことだけでなく、周りの人々、自然、未来の幸せを考えながらビジネス、人生を送っているからなんだなあと。

 

例えば、Design Afrikaのビンキーさんはかご作りの伝統技術を守りながらもモダンなデザインと融合させ、世界に通用する籠を作れるように女性達と頑張っています。

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大切な素材となる草木をとりすぎないように、持続可能な収穫方法をとっています。

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Recreateはこの世界には物がありふれている。それならすでにある物を使って、新しいユニークな商品を作ればこの地上からいらないものがなくなっていくのではないかと考えました。

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捨てられた自転車の車輪を壁掛け時計に、古いスーツケースをおしゃれなソファーに作り替えたりなどワクワクするような商品がたくさんあります。

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最後に、EkmattraEkmattraバングラデシュ貧困層に属する心身ともに傷ついた女性を支援しているNGOです。キラキラULKAペン作りを指導している渡辺麻恵さんは、ベンガル語が堪能!我々が想像できないほど辛い背景を背負った女性達と心を通わせるためには、現地の言葉でコミュニケーションをとることが必要だと考え、(本人は言いませんが)一生懸命ベンガル語を学んだそうです。

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今では女性達の方から新しいデザインの提案をしてくるようにまでなったそうです。渡辺さんはEkmattraの雑貨づくりの他にも、ステージでベンガル語で歌を披露したり、ドラマにでたりなどとても多才な方です。

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日々忙しい生活をしていると、ついつい自分中心になってしまったり、目先のことだけしか考えられなかったということは誰にでもあるでしょう。しかし、彼女達は他の人の幸せ、今存在しない物、人、地球の幸せを自分の幸せと感じられるところがとても大きいのです。だから彼女達がもつ技術、知識、時間、経験を惜しみなくどんどん流していっているんです。

 

ですから、私たちも彼女達のこと、彼女達が作る商品についてのストーリーを一人でも多くの人に語り、流していきたいと思っています。

 

現在、信濃追分文化磁場油やで7/2(月)まで初のポップアップショップを開催しております。多くの方と直接Philotradeのストーリを共有することができ、「幸せを感じた」「感動するお話をありがとう」とたくさんの嬉しい言葉をいただきました。

 

残り4日、皆様のお越しをお待ちしております。

 

 

北欧のミッドサマー 〜ノルウェーでサマースキーを楽しむ〜

6月も半ばに差し掛かっています。北欧ではもうすぐミッドサマー(夏至)。この日は大切な祝日の一つです。

 

以前住んでいた街ヨーテボリスウェーデン)では、冬の日照時間をすごい勢いで取り戻そうとしているかのように、夏至が近くなると夜10時でも辺りはまだ明るく、午前4時ごろにはすで太陽が昇っています。日本のように遊びに出かける子供に「暗くなる前に帰ってきなさい」というのは全く通用しません。

 

ノルウェーというと大抵の方がベルゲンへ行かれることと思います。しかし、今回、この時期にお勧めしたいのがノルウェーのStryn(ストリーン)という街です。ここではなんと夏スキーを楽しむことができるんです。

http://strynsommerski.com/blider-fra-stryn-sommerski/

 

このスキー場に通じる道は深い雪のため10月から5月ごろまで通行止めになります。そして5月下旬頃からやっと車が通行できるようになり、大抵5月下旬から1ヶ月ほどスキー場がオープンします。

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ちなみに今年は雪解けが早いため、5月の下旬から6月10日までという短い期間のオープンだったそうです。

 

私にとっては長袖で十分だったのですが…

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多くのノルウェー人がTシャツ、タンクトップ、そしてビキニを着てスキーや日光浴を楽しんでいます。小さ子達も上手にかっこよくスイスイ滑っていました。

        

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                                              strynsummerski.comより抜粋

私たちはスキー場に向かう途中、素晴らしい景色に興奮し、寄り道しながら行ってしまったのでついたのは10時過ぎになってしまいましたが、日差しがとても強いので、スキーを楽しみたい方は朝早く行くといいでしょう。

 

他にもこの辺には、ノードフィヨルド(Nordfjord)、ブリグスダールフィヨルド(Briksdalsbreen Glacier)のハイキングや絵葉書のようなため息がでてしまうほど美しい景色のドライブが楽しめます。

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                 ノード氷河

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             ブリグスダールフィヨルド

長い冬の間積もった雪が解け、ダイナマイトが爆発したような爆音とともに崖の上から新しい滝が誕生する瞬間をみることができます。これは本当に圧巻です!

 

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              運転中にヤギ達に遭遇

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            ハイキング中に羊達に遭遇

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           お世話になったとっても可愛いAirBnB

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     AirBnBのキッチンからの景色:家の周りには多くの可愛い羊達がいました

 

*夏のノルウェーに行く際の注意点

  • サマージャケット必須:夏でも日本人にとっては寒いです。
  • 食べ物、ビール、ワインをできれば持参:他の国からノルウェーに入る場合(特に車で)、食べ物、アルコール類を持参することをお勧めします。ノルウェーの物価がとっても高く、また店が閉まるのがとても早いからです。(土曜日の午後、日曜日は酒屋はお休みです)

 

Philotrade、初めてのポップアップショップ in Karuizawa!

Philotradeが初めてのポップアップショップを行います!

 

場所:軽井沢信濃追分文化磁場油や

日時:6/21(木)〜7/2(月)(火曜日、水曜日は定休日)11:00〜17:00

ウェブサイト(アクセス):http://aburaya-project.com/access/

 

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会場となる「油屋」は創業350年の老舗旅館。江戸時代には大名たちが、昭和には堀辰雄加藤周一などの有名作家たちが寝泊まりした宿です。2012年に修復され素敵な和の素泊まり宿としてオープンしました。

そんな歴史あるお宿「油や」1階のギャラリー&カフェで、初めてポップアップショップを開く機会をいただけたことを、我々はとても光栄に思います。

 

ポップアップのテーマは「Let’s Talk 〜ひとつひとつのストーリー〜」です。Philotradeが扱うブランド一つ一つには皆さんと共有したい、感動する、ワクワクするストーリーがたくさんあります。

例えば、cowgirlbluesのブリジットさんとの出会い、MORSのバッグの素材は?、Beloved Beadworkのグラスビーズはどこから輸入されているのかなどなど、みなさんに伝えたいことがたくさんあって今から口がムズムズしております!

 

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cowgirlblues創設者のブリジットさん

 

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MORSのバッグ

 

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Beloved Beadworkのネックレス

 

今回展示する商品は、Philotradeが取り扱っている商品はもちろんのこと、私が今住んでいるインド・デリーで見つけたもの、さらに、カンボジアウガンダの商品も飛び入り参加します。乞うご期待!! 

 

Philotrade取扱ブランド:  

南アフリカ産の上質なキッドモヘア使用、これからの季節の冷房対策として大活躍!ブリジットさんがcowgirlbluesを創立した際にしたこととは…。 

「環境そして人に優しく」というこだわりを持つThe Wren Design。商品はシンプルなものからワイルドなアフリカンなものまで幅広いデザインを取り揃えています。

 

 

 

そばにあるだけでラッキーな気分にさせてくれます。貧困層に属している女性達が一つ一つ丁寧に作った商品です。

 

 

 

芸術品といっても過言ではないジュエリーです。全て手づくり。Beloved Beadworkのネックレスをしていると、いろんな人から「とても素敵ね。」と声をかけられるんです。

世界が少しでも綺麗になっていけば…という思いから作られたバッグです。素材は何か触って当ててみてください。

見ているだけでも楽しくなる靴下です。そんな靴下を履いてしまったら…どうなるのでしょう。

代々伝わる籠編み技術を守るため、創設者のビンキーは南アフリカをはじめアフリカ大陸を飛び回っています。すべて手作りですので、一つとして同じ形の商品はございません。よ〜く見比べてあなたのお気に入りの籠やバッグを見つけてください。

創設者のガヤさんは子供達の創造力に感動し、子供達が描いた大切な絵をぎゅっと抱きしめられるぬいぐるみに作り変えようと考えました。あなたのお子さん、またはあなたご自身が描いた大切な人、ペットの絵をぬいぐるみにしてみませんか。こちらも全て手作りです。

 

他ブランド

 

 

#makeyoucitysafe

 夜道や、会議中、または車内に女性(または男性)は私一人だけだ…と、ふと気が付き、ちょっとした恐怖心を感じたことがある方は少なくないでしょう。

 

先週末、Srishti Bakshiさんという女性にお会いしました。今回はSrishtiさんが今まで行ってきた活動について、皆さんに共有したいと思います。

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          男女平等(=)のポーズをとるSrishtiさん(真ん中)

 

Srishtiさんは260日かけてインドを縦断(インドの南部カニャクマリ〜北部のシュリーナガルまで)し、合計3800km歩きました。1日約25km歩き、訪れた街や村で女性グループ、小学校、警察などを訪れ、1日100人以上の人々と出会い、主に以下の3項目について話をし、議論を交わしてきました。

  • インドを女性や少女達がいつでもどこでも安全に歩ける社会にしていくこと(#makeyourcitysafe)
  • 田舎に住む女性達に会い社会的自立の重要性を説くこと
  • 男の子も女の子も子供の頃から平等に育てることの重要性を理解してもらうこと(インドでは文化的に男の子の方が重宝がられるため)

 

さらに、村々で女性がインターネットやSNSを使ったビジネスの成功例などを上げ「女性が社会的に強くなるためには、経済的に自立し自信を持つことが必要」というテーマについてワークショップを行ってきました。

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特に女性がリスペクトされない主な理由の一つとしては、暴力を振るう環境で育った子供達はそれが当たり前のこととして捉えてしまい、将来自分も同じことをする可能性が非常に高いからだそうです。このことからSrishtiさんは小学校でのワークショップでは、「もし君たちのお父さんがお母さんをぶったり、蹴ったり、またはひどいことを言ったりすることは、決してやってはいけないこと。そんな状況に出会ったら、間違っていると声を上げなければならないんだよ。」ということを話してきました。

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Srishtiさんは以前、香港の大手企業で働くキャリアウーマンでした。よく同僚や取引先の人から「インドは美しい国だけど、安全じゃないからあまり行きたくない」とよく言われたそうです。

Srishtiさんがこの活動を行おうという決意に至ったのが、2016年に母と娘が集団レイプされたという事件。Srishtiさんは家族と一緒に公共の場にいってもインドでは危険な国なんだと、とても大きなショックを受けたそうです。このことについて母国の家族や友人とも話したのですが「結局、私たちには何もできない。」というコメントばかりでした。Srishtiさんはこの時、自分が行動に移さなければ何もかわならないと思い、この活動をすることを決めました。

 

そして先週末Volvo Car Indiaなどがスポンサーとなり、最後に歩くこととなった街ムンバイ(旧ボンベイ)で私もそのウォーキングに参加させてもらったのです。

     

                    www.youtube.com

 

このイベントに参加していた女性達にも話を聞く機会がありました。そのうちの一人は

「男性が多く集まる場所や夜道は危険だからといって、そこに近づくのを避けたり、家に引きこもっていては何も変わらないでしょ。女性同士が協力しあい、そして自信を持って声を上げていけば、少しずつでも何かが変わるはず。あとは男性も変わらなければならないわ。女性への暴力やレイプは犯罪という意識を持つことね。」と話してくれました。

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                             dnaindia.comより

さらに、このイベントに多くの若い男性も参加していたことに驚きました。20代ぐらいの男性に、なぜこのイベントに参加したのかを尋ねてみました。「僕にも女兄弟がいるんだ。この件については男性も変わっていかなければならないし、男性だからこそ男女平等に声を上げていかなければならないと思ってね。」と、彼をだきしめたいくらい感動する意見を聞くことができました。(抱きしめなかったのは湿度80%近くの中、1時間ほど歩き汗が滝のように流れていたからです。)

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                 Red boys Foundationのtwitterより

 

最後に、Srishtiさんはインド縦断を終えた後、笑顔で感想を述べてくれました。「多くの人々と言葉を交わすことでどれだけの人の人生を変えることができたかはわからないけど、たくさんの方々からコメントや電話をもらうたびに、自分がやっていることは間間違っていないという確信は持っているの。でも変化は時間がかかるもの。この260日間一つ一つのタネを丁寧に植えてきたの。タネが芽を出し花が咲くのを今は待つわ。」と。

 

Srishtiさんが一歩踏み出したことで、女性や少女達のために社会を変えていこうと多くの人が賛同し、行動に移すというインド人のパワーを感じさせられました。間違っていることに対してしょうがないとあきらめるのではなく、声を上げていけば、時間はかかるけど社会はいい方向に変わっていくのだという事実を目の当たりにした貴重な体験でした。