ひとったび -人と旅と物語-

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油やで出会った素敵な写真家 〜真島ゆかりさん〜 について

9/27-10/8まで信濃追分文化磁場「油や」で、今年2回目のポップアップショップを開かせていただきました。

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油やに行かれたことがある方はお分かりかと思いますが、油やのスタッフの皆さんは温かくてユニークな方達ばかり。お一人お一人が素晴らしい経歴、技術をお持ちの方で、皆さんと同じ空間に居られたことが光栄に感じられます。

 

ここでお会いしたのが真島ゆかりさん。

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こんなことをいってはご本人に失礼かもしれませんが、親戚のお姉さんのようで素敵な方なんです。それでいて、時々出る柔らかい関西弁がとても可愛いのです。油やでは喫茶でおいしいコーヒーや飲み物を出してくれるのですが、実は美しい風景や草花の写真を撮られている写真家さんです。

 

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                 油やのHPより

 

真島さんの写真は「なぜこの瞬間が撮れたの?」と聞きたくなるほど、草木、風景が一番輝いている瞬間、撮ってほしい瞬間を撮っていらっしゃいます。

 

ですからどの写真も、うっとりさせられたり、ハッとさせられたり、またはこの後何かが起こるのではと、恐怖さえ感じる写真など見ていて飽きません。加工は一切せず、すべて自然の光を使って撮っていらっしゃるそうです。

 

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真島さんが写真家になられた過程は簡単なものではありませんでした。

 

真島さんが神戸の短大卒業後、たまたま待ち合わせをしていたお友達が電車に乗り遅れ、駅でそのお友達を待っている間、たまたまその駅で電車の写真撮影をしていた鉄道写真家の故真島満秀さんに、写真のモデルになってくれるよう頼まれたそうです。それがきっかけで、東京にある真島満秀さんのスタジオで働くようになりました。

 

写真スタジオで受付や、真島満秀さんのアシスタント、他会社との仕事をする際に、カメラ、写真のことを学ばなければと思った真島さんは一生懸命勉強したそうです。まさに実践においてカメラについて学ばれました。

 

ちなみに真島満秀さんはJTBの時刻表の表紙や、青春18切符のポスターなど、皆さんも一度は見たことのある写真を撮られていた、鉄道写真家の第一人者と言っても過言ではないほど有名な方でした。

 

その後、お二人は結婚され、軽井沢に移り住みました。当時の写真も見せていただきましたが、お二人ともとてもいい顔をされていました!

 

しかし、10年ほど前、真島満秀さんが急に亡くなったのです。現役のまま…。

 

真島ゆかりさんはあまりのショックで一歩も家から出られず、カーテンが閉め切られた真っ暗な部屋の中で、ずっとずっと涙を流されていたそうです。

 

そんな毎日を送って約3年、ひょんなことから油やで古本屋をされている斎藤さんと出会いました。「とにかく外に出て来なさい」と説得され、少しずつ油やのお手伝いしながら外に出られるようになりました。

 

それまで亡くなられたご主人の部屋に入ることができず、ご主人が使っていた物にも触れることができなかった真島さんが、ある日、ご主人のカメラのレンズをご自分が使っていたデジタルカメラに装着してみました。するとカチッとはまり、そのレンズをのぞいてみたら…

 

「夫はずっとこういう景色を見てたんだ…と思ったら、ポロポロ涙がでてきちゃったのよ。」と、貴重な瞬間について語ってくれました。

 

     それからです。真島ゆかりという写真家が誕生したのは。

 

「そのレンズをのぞいて、写真を撮っていると、ものすごく集中できてね。」

 

レンズを覗くと、その瞬間、周りのすべてがシャットダウンされ、写真を撮ることに没頭するのだそうです。

 

だから、一番いい光を捉えて、景色や草木の一番いい瞬間をとらえることができるのでしょうか。

 

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ご主人を亡くした悲しみからどのように立ち直れたのですかという質問に

 

「時間かな。それに周りにとてもいい人たちがいてくれたから。」とおっしゃっていました。

 

ご主人が亡くなられてとても辛かった頃は、このまま一緒にいってしまおうかとも考えたこともあるそうです。でも、前回、今回の油やでポップアップショップを開く機会を頂いたことで、輝くような写真を撮られる写真家であり、素敵な笑顔の人であり、おいしいコーヒーを入れてくださる元気な真島ゆかりさんに会えることができました。

 

ですから、ゆかりさんにぜひ言いたいです。悲しみと一生懸命向かい合い、生きることを選択してくれて、ありがとう!と。

 

油やという場所はこういう人に会ってみたいなと思っている方に会えることができる不思議な場所なんです。

 

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最近、真島さんが新しい写真集をお出しになりました。  

   

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軽井沢に咲く可愛い草花やそこにやってくる蝶々、美しい浅間山の姿などがおさめられています。油や常駐展示の太伊留屋(タイル屋)の重谷さんが写真にぴったりあった一文を添えていて、増版されるほどの人気の写真集です。油やか、下記のHPからご購入できます。ちなみに表紙を飾っているのは真島さんが可愛がっている猫ちゃんです。犬ではありませんよ(笑)。

https://oiwake.base.shop

 

(写真)

ご自身の写真と真島ゆかりさんが撮られた写真は、ご本人から提供いただきました。

インドで今hotなカフェ〜Blue Tokai Coffee〜

早いものでインドに住み始めてからもう直ぐ一年が経とうとしています。

 

私のインドの生活はBlue Tokaiの一杯のコーヒーから始まります。

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家の近所にBlue Tokai Coffeeというカフェがあります。とてもローカルな場所にあるのですが、カフェのドアを開けるとびっくり。NYのブルックリン? いやいや、サンフランシスコ?といっても過言ではないほど、シンプルだけどとても感じのいいカフェです。

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インドのデリーにも大手コーヒーチェーンがたくさん進出してきていますが、個人的な意見を言わせていただくとBlue Tokaiのコーヒーはそれと並ぶ高品質のコーヒーを提供しているカフェだと思います。

 

インドのコーヒーの歴史

インドというと紅茶のイメージが強いですが、実はインドの南部ではコーヒー栽培の長い歴史があり、質の高いコーヒー農園がたくさんあります。

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                                                            googleより

 

インドにコーヒーが渡ったのは17世紀頃。当時、オスマントルコ帝国やヨーロッパではコーヒーはすでに人気のある飲み物になっていたため、多くの人がコーヒーを栽培したいと思っていました。その頃コーヒーはイエメンのイスラム教寺院内で栽培されており、一切持ち出し禁止でした。ところがイエメンへイスラム巡礼に行ったインド人のババ・ブーダンという僧侶が帰国の際にコーヒーの種をこっそりと持ち帰ったのです。そしてインドの南部の土地にこの種を植え、そのうちの一つから芽が出て、今にいたるとされています。

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                                         Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

RheaさんにBlue Tokaiのコーヒーについて聞いてみた

先日、創業してたった6年でインドで急成長を続けているBlue Tokai CoffeeでマーケティングをしているというRheaさんにインドのコーヒーとBlue Tokaiについてお話を伺いに

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RheaさんはBlue Tokaiで働く前は、なんとコーヒードリンカーではなかったそうです。品質の高いコーヒーが手に入りにくかったのと、毎日コーヒーを飲む必要性がなかったからとのこと。しかし、今はもちろん毎日コーヒーを飲むようになったとか。

 

Blue Tokaiの理念

Blue Tokaiの理念はとてもシンプル。お客様がBlue Tokaiのコーヒーで幸せな気分になれるように、高品質な豆を丁寧に焙煎し、新鮮でおいしいコーヒーを提供することです。そのためコーヒーに熱い情熱を抱くスタッフと農家の人々が、コーヒーの実の栽培から一杯のコーヒーを作る過程においてよりよいコーヒーを作ろうと毎日奮闘しています。

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Blue Tokai Coffeeのユニークな点は2つあります。一つ目はなんといってもスタッフのみなさんがいい感じにリラックスしていてとても親切なこと。二つ目は情報の透明化です。

 

まず、Blue Tokaiではどのような人材教育をしているのかと聞いたところ、面白い答えが帰ってきました。

「各店舗では役職の上下関係がはっきりしていて、各リーダー達がスタッフをきちんと教育しているの。それとスタッフ全員が、おいしいコーヒーでお客さんに幸せな気分になってもらいたいという目標を共有しているのよ。せっかく美味しいコーヒーを提供しても、私たちが楽しくなさそうな顔をしていたり、ピリピリしていたら、お客さんもリラックスできないでしょ。スタッフ一人一人がここでお客さんのために何ができるのかを考え、理解し、それを一生懸命やっているのよ。だから上下関係はある確かにあるけど、いい意味でリラックスした仕事場が成り立っているんだと思うわ。」と。

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           Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

RheaさんはBlue Tokaiが提供するコーヒーが世界基準に達していることはとても誇りに思うとおっしゃっていました。(私もそう思います!)ですから、Blue Tokaiのコーヒー豆やカフェで出される一杯のコーヒーがどこで、誰によって、どのように作られているかという情報を公開していくこは自然な成り行きだったそうです。さらに、Blue Tokaiのコーヒーを扱う(他の)カフェのスタッフや一般の人々に美味しいコーヒーの知識と技術を伝えていこうと、基礎から高レベルなクラスまでコーヒーについて学べるクラスが毎月行っています。

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                                          Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

Tokai Blueの社会的責任

Blue Tokaiはコーヒー農園の人々との関係をとても大切にしています。

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          Blue Tokai Coffeeのウェブサイトより

 

創業から6年間、コーヒー農園の人々へ公平な賃金を支払うことで、農園の周辺には病院、学校などが建ち、農家の人々は自分の家を持ち、子供に教育を受けさせることができるようにまでなりました。各農家では環境にも配慮しており、必要以外の木の伐採や野生動物の密猟など厳しく取り締まっています。

2017年からは収穫が行われる時期になると、Blue Tokaiのスタッフ達も農園に手伝いに行きます。農家の人々の関係も深まるし、その年のコーヒーのデキなどが理解できるからそうです。

 

おいしいコーヒーを作るコツ

Rheaさんに美味しいコーヒーを作るコツをいくつか伺いました。一番大切なのは新鮮なコーヒーを使うことだそうです。コーヒーが美味しく飲めるのは、コーヒー豆をひいてから5日〜21日以内だそうです。

また一遍にコーヒーを使い切らないのであれば、封のある入れ物や、容器などに入れて日の当たらない乾燥した場所に保存するのが一番。決して冷蔵庫でコーヒーを保管しないでとのことです。冷蔵庫に入れてしまうと、コーヒーを冷蔵庫から出し入れするたびにコーヒー豆/ひいた後のコーヒーに水滴がつきます。水滴はコーヒーにとって一番の天敵になるのだそうです。

コーヒーの入れ方については、一人一人好みが異なるため、色々な入れ方を実験してみて、一番好みの入れ方と味を発見したらそれを続けることだそうです。

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                                                             GQ Indiaより

Blue Tokaiで働いていてよかったと思うこと

最後にこの仕事をしていてよかったと思うことはとの質問にRheaさんは

「スタッフ、農園の人々をはじめ、いろんな人に出会える素敵な仕事。そして一人一人生活の状況は違っても、この一杯のコーヒーを作ることでみんなが幸せになれるなんてとても素晴らしい仕事だと思う。」と答えてくれました。

 

今回Rheaさんにお話を伺ったことで、Blue Tokaiの企業組織、理念にとても感心させられたとともに、さらにファンになってしまいました。伺ったお話についてもっともっと書きたいのですが、長くなりますのでここで終わります。

 

Blue Tokaiのコーヒーは9/27—10/8(火曜日、水曜日定休)まで、油やのポップアップショップで取り扱いますので、ぜひお越しください。皆さんとここで書ききれなかったお話ができるのを楽しみにしています。また10/5まで、油やの喫茶メニューにもいれていただきます。

 

参考サイト

https://bluetokaicoffee.com

https://www.coffee-jiten.com/knowledge/histry/world/

https://ja.wikipedia.org/wiki/コーヒーの歴史

https://www.gqindia.com/content/the-best-coffee-coming-out-of-india-right-now/#blue-tokai-new-delhi-and-mumbai%E2%80%A8

 

 

NIKE -JUST DO IT-30周年記念の広告がすばらしすぎる

NikeがJUST DO ITキャンペーンの30周年を記念し、新しい広告(Dream Crazy)にコリン・キャパニックを使用し、アメリカでは大きな話題になっています。

 

     www.youtube.com

 

 

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           NIKEの新しい広告に反対する人のSNSより

 

コリン・キャパニックはアメリカのウィスコンシン州出身のアメリカンフットボールの選手です。ポジションはクウォーターバック。

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            Colin Kaepernick Twitterより

 

アメリカンフットボールの試合前にはアメリカ合衆国の国歌斉唱とともに国旗掲揚が行われます。その際には全員起立し胸に手を当てて敬意を表します。

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               moneycnn.comより

 

ところが2016年8月26日、試合前の国歌斉唱の時、コリン・キャパニックは起立をする代わりに跪いたのです。

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              nbcnews.comより

 

理由は当時(現在でも)多くの黒人または有色人種が警察官によって不当な扱いや暴力受けたり、殺されてしまったりということが起こっており、これに対する抗議行動としてこのような態度をとったのでした。

コリン・キャバニックの行動には賛同する人も多く、それ以来、試合前の国歌斉唱に跪く選手も出てきましたし、コリンのファンもたくさん増えたといいます。これに対し、国家や競技に失礼だと反対するも多くいます。現アメリカ大統領はこういう態度をとったNFLの選手に対し、昨年、アメリカの国旗に不敬な態度をとる選手は解雇することを要求しました。

    www.youtube.com

 

私の周りにも、今まで地元チームの熱心なファンだったアメリカ人の知り合いが、純粋にNFLが見られなくなったという理由で、一切NFL (National Football League) の試合を見ることをやめたと言っていました。

 

NFLは今年の5月、国歌斉唱の際に跪く選手に対し罰則を課すか、またはそのチームに対して罰金を課すということをチームのオーナー達に通告しました。しかし、それでもその行為を続けたい選手には国歌斉唱の間、ロッカールームに滞在していてもいいという選択を与えました。(New York Times 2018年5月23日の記事より)

 

黒人、有色人種に対する警察官の不当な扱いへの抗議の発端となったコリン・キャバニックは首にはなりませんでしたが、2017年の3月以来、どのNFLチームにも雇われていません。

 

そこで、コリンを拾ったのがこのNIKEです。NIKEがJUST DO ITの 記念すべき30周年目の広告としてコリン・キャパニックを使用したのです。

 

ナレーションはコリン・キャバニックによるもので、自分の夢を叶えるために困難な状況(障害者、移民/難民、脳腫瘍があると診断された人等)にいる人々たちの闘志を奮い立たせるようなメッセージが込められています。コリンの他にもスケートボード、テニス、NFLなどで活躍している有名な選手が多く参加しています。

 

その中の一人であるレブロン・ジュームス(LeBron James)。レブロン・ジェームスは、現在、アメリカのNBAロスアンジェルスレイカーズでプレーをしている世界で最高のバスケットボールプレイヤーの一人です。

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              esmn.comyより

 

レブロンについて、コリンはこのように述べています。

   「この地球上で最高のバスケットボール選手を目指すのではなく、

               そのバスケットボール選手を超える存在になれ

 

このシーンのバックには今までレブロンがプレーをしていたオハイオ州の恵まれない環境に育つ子供達のために開校した学校が写っています。

 

さらにビデオの中でコリンは次のように語っています。

「それが犠牲を伴うのだとしても、その夢を実現できるということを信じろ。」

 

「その夢を実現するのはクレイジーなことかを問うのではなく、実現するのに十分クレイジーな夢かどうかを問うことだ。」

 

賛否両論を巻き起こすことを分かりながらもコリン・キャパニックを使い、WOW!と叫びたくなるほどのパワフルなメッセージを伝えているNIKE。非常に素晴らしい広告だと思います。

 

私たちの記憶は1ヶ月前に起こった悲惨な出来事は、次の悲惨な出来事によって消し去られていきます。この度、NIKEがコリン・キャバニックを使用した事で、再び、アメリカで黒人や有色人種が警察によって不当な扱いを受けている事を問いただす動きが生まれてくればいいと思います。アメリカに限らず、世界中で少数民族、または少数派である人にも同じようなことが起こっているのですから。

 

参考サイト:

https://ja.wikipedia.org/wiki/コリン・キャパニック

https://twitter.com/Kaepernick7?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

https://money.cnn.com/2017/10/13/media/nfl-national-anthem/index.html

https://www.nytimes.com/2018/05/23/sports/nfl-anthem-kneeling.html

Taking a knee: two years on, where does the NFL stand? - YouTube

https://www.nbcnews.com/news/nbcblk/nfl-says-issues-raised-colin-kaepernick-deserve-our-attention-action-n906431

http://clubfashionexpress.com/?p=18848

https://www.sbnation.com/nba/2018/7/30/17629560/lebron-james-i-promise-school-akron

https://www.vox.com/2018/9/4/17818222/nike-colin-kaepernick-ad

https://www.theguardian.com/sport/colin-kaepernick

https://www.postandcourier.com/sports/sc-colleges-high-schools-react-to-nike-ad-featuring-colin/article_eff4124c-b2de-11e8-bff0-c33cda0ed7eb.html

https://www.cnbc.com/2018/09/05/heres-nikes-full-ad-featuring-colin-kaepernick-and-other-athletes.html

 

  • NIKEの新しい広告に怒る人々について語るLate-Nite TVのホストたち

www.theguardian.com

 

 

 

 

 

 

自然と宇宙の力をいただきながらワイン造りを行うPares Baltlàのワイナリー

スペインのワインというとラ・リオハ(La Reoja)州のワインがとても有名ですが、今回はバルセロナから車で30分程行ったところにあるベネデスという地域のPares Baltlàワイナリーが行っているツアーに参加してきました。ラッキーなことに、この日のこの時間は夫と私の二人とガイドをしてくれたRejinaさんの3人でした。

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               ガイドのRejinaさん

 

Parès Baltlàの歴史は1790年にまで遡ります。この年、最初のブドウの苗が植えられました。現在はエレナさんとマルナさん女性二人を中心に、質の高いワインとカバ(スパークリングワイン)作っています。

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      マルタさんとバイオダイナミックワイン造りに使う雌牛の角

 

また、オーガニック/バイオダイナミック農法でワインを作っており、そこが行っているワイナリーツアーがとても面白いんです。

              

このワイナリーツアーが他と違うのは、まず、いきなりJeepに乗せられてPares Baltlàの敷地内を飛びだし、ここのワイナリーが持つ山の中にあるぶどう畑に連れて行かれるんです。

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細いガタガタの山道を入っていくのですが、頑丈な車とRejinaさんの上手な運転に安心し、これから何が見られるのかとてもワクワクします。このツアーの目的はぶどうが育つ地形、土壌、風や太陽のあたりかたなど実際に目で見ることで、それぞれ違う場所に育つぶどうの特徴をより深く理解し、それがどのようにワインに影響しているかを知ってもらいたいからだそうです。

 

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もう一つPares Baltlàワイナリーの面白いところはオーガニック/バイオダイナミック農法を行なっているところです。

 

こちらのぶどう畑ではぶどうの収穫が終わると羊たちを放牧します。放牧された羊たちは残った美味しいぶどうを食べ、そこで糞をします。その糞がぶどうにとっていい肥料になるのです。また花が咲く時期にはミツバチを放ち受粉を行ってもらいます。

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          Pares Baltlàのウェブサイトから抜粋

 

Pares Baltlàが山中に持つ畑の一つにメルローのぶどう畑があります。そこではぶどうが熟すと、いつも野生動物のイノシシや狐などが出てきて食べてしまうのだそうです。だからといって、ワイヤーで囲ったり、罠を仕掛けたはしません。「動物たちまでが食べたくなるほど美味しいぶどうなのよ」と言い放ってしまうのは驚きです。人間のためだけに自然の流れを滞らせないんですね。

 

ここまでは“ふん、ふん”と納得しながら聞いていたのです。次に、ガイドのRejinaさんが牛の角を取り出しPares Baltlàが2010年から行っているバイオダイナミック農法について説明してくれました。

 

Wikipediaによると、バイオダイナミック農法とは「天体の動きなど宇宙との関係に基づいた「農業暦」にしたがって種まきや収穫などを行い、自然そして超自然との調和を目指す」というルドルフ・シュタイナーという方が提唱した独特な農業です。

 

バイオダイナミック農法にとって重要なのが雌牛の角。これに新鮮な糞を詰め込み、冬の間土に埋めます。半年後(農業暦)角を掘り出し、雨水を入れて時計回りに混ぜ、次に反時計回りに混ぜるというのを何回も繰り返します。そしてそれを肥料としてぶどう畑に撒くのだそうです。

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                                      Pares Baltlàのウェブサイトから抜粋

 

???とクエスチョンマークが頭の中に浮かびました。葉の剪定、受粉もすべて農業暦に従って行うそうです。しかし、バイオダイナミック農法を始めてから明らかに土壌もぶどうの木も健康になり、ワインの質も上がっているということですから、科学では説明できない何か宇宙的な大きな不思議な力が働いているでしょう。

 

2時間後Pares Baltlàのワイナリーに戻り、施設内を見学し、いよいよ試飲。

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まずは白ワインから…。

香り、味を楽しんでいると、フォックス川のそばのゴロゴロした石の土壌に育つぶどうの景色と土壌が目の前に浮かんできました。すっきりとしたミネラルな香りと味わい、ちょうど良いの酸味。さっぱりとした後味。ワインの質は十分といっていいほど高いです。

        

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   Cosmicの白ワイン(上)、フォックス川のそばのぶどう畑の土壌(下)

                                        Pares Baltlàのウェブサイトから抜粋

 

Pares Baltlàは宇宙という想像もつかない大きな世界の中で不思議なエネルギーをいただきながらワイン造りをしているワイナリーです。

 

さらに特別な経験をさせてくれたガイドのRejinaさんは「この仕事をしていると、毎日自分が無知であることに気づかされるの。だからもっともっとワインについて学びたいという思いでいっぱいになるのよ」と仕事が楽しくてしょうがないのだそうです。

Pares Baltlàで働く人々のワインへの情熱、同時に自然への畏敬の念がここのワインの味わいを一層高いものにしているのでしょう。

 

−Pares Baltlà−

https://paresbalta.com/en/vineyards/

ツアー時間:2時間半〜3時間ほど(要予約)

 

(参考ウェブサイト)

https://ja.wikipedia.org/wiki/ルドルフ・シュタイナー

https://vinepair.com/articles/biodynamic-wine-explained/ (雌牛の角と糞の写真)

バルセロナで出会ったエコで機能的でファンキーなバッグ 〜PINZAT〜

スペインでは日常生活や趣味で自転車を楽しむ人も多く、またプロが走るような有名な自転車レースも数多く開催されています。

このような自転車愛好家のために機能的なバッグを作っているのがバルセロナにあるPINZATです(もちろん自転車愛好家でない方もウエルカムです)。PINZATはサミーさんとドルチェさんが二人で立ち上げました。

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せっかく作るのなら環境に優しい素材を選ぼうということで、トラックの幌や電車についていたカーテンなどのリサイクル素材や車のシートベルトなどを使用しています。

 

素材

リサイクルといっても耐久性の高い質のよい素材を選んでいます。例えば…

 

バッグ:バッグ本体はトラックの幌を作る際に余った部分を使っています。どんな悪天候にでも耐えられるように作られているため、非常に耐久性に優れていますし、防水加工もされていますから、皆さんの大切な荷物をきちんと守ってくれます。

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             PINZATのウェブサイトより

 

ストラップEUの自動車安全基準検査で不合格になり使えなくなった車のシートベルトを使用しています。運転中の大きな事故からは命を守れないかもしれませんが、皆さんの荷物を運ぶには十分に丈夫なストラップです。幅もあるため、肩が痛くなったりすることはありません。腰回りにもメインのストラップより細めのストラップがついており、自転車に乗る際にはこれを締めればバッグが体にしっかり固定されます。

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              PINZATのウェブサイトより

 

バックル:古くなった車についているバックルをリサイクルしています。ストラップの素材がシートベルトですから、最後にはカチッとバックルをはめたくなりますよね? 

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             PINZATのウェブサイトより

 

このように、リサイクル素材を使いながらも耐久性、防水性、そして遊び心満載のユニークなバッグをつくっているPINZATです。

 

デザイン/アート

さらにこのバッグをファンキーにしているのがヨーロッパで活躍するイラストレーターやストリートアーチスト達によって描かれた絵です。最初は2〜3人しかいなかったデザイナー達も、その友人、またその友人と次第に増えていき、今では30人以上のデザイナーが一つ一つのバッグにそれぞれ異なる個性豊かな絵を描いています。「今ではみんな家族のような関係なのよ」とドルチェさんがおっしゃっていました。

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     イラストレーターでもあるドルチェさんがこの上に絵を描きます

 

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      バルセロナ出身のイラストレーターDaniel Tjartさんの作品

 

PINZATのショップ 

ウェブサイトには開店午前11時とあったため、11時半ごろ訪れたところ、まだ店は開く気配なし…。しかし、閉められたシャッターには、きっとPINZATのアーティストの方が描いたのでしょう、ファンキーなグラフィティーが描かれており、思わず写真を撮ってしまいました。ラッキー!

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ショップは商品が陳列されている部分と、作業場とに分かれています。

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ですから、一つ一つの商品を楽しみながら、サミーさんが分厚い素材を特別なミシンで丁寧に縫っている過程も見ることができる面白い空間です。

私がショップを訪れた日には、サミーさんが大きなバックパックを作っているところでした。ワイルドな感じのサミーさんが眉間にしわを寄せながら真剣な表情で分厚い布を縫っている姿がなんとも可愛らしい。全部手作りですので、これを一つ作り上げるのに1〜2日かかるそうです。

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こちらのバッグは秋に軽井沢・信濃追分文化磁場「油や」で行うポップアップショップで紹介する予定です。そのことをお二人に伝えたら、「PINZATのバッグを日本の皆さんに気に入って使ってもらえたら、とっても嬉しい」とおっしゃっていました。

 

油やポップアップショップ

場所:信濃追分文化磁場「油や」

日時:2018年9月27日(木)〜10月8日(月・祝)*火曜、水曜定休日

   午前11時〜午後5時

Hotel Tierra Buxo in スペイン 〜何もない村で最高のホテルに出会った〜

スペイン、スペイン、スペイン!! 何度訪れても新しい発見のあるスペイン。

 

今回はスペインのカタルニア、アラゴン地方を中心に旅してきました。

 

行き当たりばったりの道中、たまたまサイトで見つけ、宿泊できてとてもラッキーだったHotel Tierra Buxoとその経営者であるフランス人のRomainさんとスペイン人のMartaさんご夫婦について書きたいと思います。

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           Martaさん(左)とRomainさん(右)

 

Hotel Tierra Buxoはスペインのアラゴン州(スペインとフランスの国境に位置するピレネー山脈沿)にあるアインサ(Aínsa)という美しい古都からさらに車で30分ほど行った所にあります。何もないとってもとっても小さな村です。

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                 古都Aínsa

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                 古都Aínsa

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ここのホテルは大人限定。

理由は、子供が楽しめるホテルはたくさんあるけど、大人がゆっくりと過ごせるホテルというのはあまりないため、これでしばらくやってみようと思ったからとのこと。

 

経営者の一人、Martaさんは観光ビジネス学を学びにパリへ行きました。6ヶ月のプログラムでしたが、その後パリにある5つ星のインターコンチネンタルホテルに就職。あれよあれよと昇進し、「気がついたら13年も働いていたわ。色々なことが学べて、すばらしい経験ができた。…それに同じホテルのレストランで働いていたRomainと出会えたしね。でも大きいホテルだとお客さん一人一人と接するのは難しいじゃない? だから今度はインターコンチネンタルの真逆なホテルを経営したくなってね。それで二人で自分たちのホテルを作ろうということになったの。」とMartaさんはホテルを始めたいきさつについて語ってくれました。

 

Hotel Tierra BuxoはもともとMartaさんのお祖父さんの家でした。一階では豚や鶏などが飼われていたそうです。今は天井の高いかっこいいバー/くつろぎの空間になっています。

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                Hotel Tierra Buxo

 

ホテルを建てる際、まず第一に、できる限り使える素材は再利用しました。新しいホテルなのに、外観は石造りで歴史が感じられる建物です。

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第二にCO2の排出量を削減するためにトップ(4階)の部屋以外はエアコンをつけず、地下深く掘り床冷温水暖房(?)を設置しました。そのため夏は床がいい感じに冷たくなり、冬は暖かくなるそうです。第三に、ホテル全体が体の不自由な人でも自由に動き回れるように設計されています。例えば、ヨーロッパの小さなホテルには珍しく車椅子でも気軽に乗れる大きなエレベーターが設置されています。また段差もなるべく作らないようにしました。

 

ホテルの内装、家具、食器…どれをとっても、長年ホテルで働いてきたベテランのお二人が吟味し、様々なゲストのことを考えて選んだのだろうなというのが伝わってきます。

 

部屋は全部で5室。

ここが私たちの部屋。

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部屋はちょうどいい広さです。窓からの眺めも最高。ベッドもとても心地よく、ぐっすり眠れます。     

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このお二人のすごいところは、私たちゲストがホテルの入り口を入った時から出る時まで心の底から歓迎しながらも、同時にリラックスできる空間をつくってくれるところです。「ホテル」というよりも田舎に移り住んだ料理上手な友達の素敵な家に泊まりにいったような気分になれる場所でした。

       

このような空間を作るために、お二人とも並ならぬ努力をしているはずなのですけど、それを一切感じさせず「お客さんと話すこと、料理をつくること、庭いじりにホテルのメンテナンス…毎日大好きなことをしているから、全く苦にならない」とのこと。

 

夕飯(有料)も朝食もとても美味しい。夕食は食材の無駄を省くため、基本的に全員同じメニューです。

 

料理はRomainさんの仕事。Romainさんはパリのインターコンチネンタルホテルのレストラン全般の仕事をしていたそうです。実際にキッチンに立った経験がなかったので、ホテルを始める前にいろいろ料理を学んだとか。あとは小さい頃から食べてきたフランス料理とスペイン料理を融合させ、自分なりにメニューを作り出しているそうです。その腕前は確かです。夕飯に出たフレンチ風スパニッシュ冷製トマトスープ(Salmorejo)は最高のお味で感動しました! Romainさんにその感動を伝えると「料理をおいしくするコツは新鮮な素材と、そして僕が心を込めて作っているからだよ。」そしてはにかみながら日本語で「ありがとう」と言ってくれました。

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ワインのセレクションも言うことなしです。お二人は小さなワイナリーで頑張るワインを応援するプロジェクトに参加しています。私たちがいただいたのはZinkeというワイン。思わず唸ってしまうほど美味しいのに、うれしいことにとてもリーズナブルなワインでした。

 

次の日の朝食には今まで食べた中で一番おいしいクロワッサン(フランスから取り寄せ)にRomainさんのお手製のジャム。

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Martaさんのお母さんが作ったスパニッシュトルティーヤ。

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スペイン産のイベリコハムにフランスのチーズ、しぼりたてのオレンジジュース…朝からゴージャスな朝食!と感激していると、Martaさんが「朝食は1日の中で一番大切な食事だからね。たくさん食べてね」と言ってくれました。

 

チェックアウトをし、荷物を車に詰め込み「またぜひ泊まりに来てね」と最後はハグをしてお別れ。私たちの車が見えなくなるまで見送ってくれました。

 

今回は一泊しかできなかったHotel Tierra Buxo。でも十分に満喫でき、なによりも素敵なお二人の一流のおもてなしに感謝、感激しました。何もない、しかし美しい自然に囲まれたとても小さな村にある小さなホテルですが、お二人に会いに絶対にまた訪れたい!と思う素晴らしいホテルでした。

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Gradirripas 〜cutting boards made in ポルトガル〜 

前回、ポルト一人旅をご紹介しました。何回かポルトを訪れた理由の一つは、木材からまな板、器や、ワインボックスなどを5世代に渡り製作しているGradirripasの工場を訪れるためでした。

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初めてポルトを訪れた際に、単に可愛いと思って購入したGradirripasのまな板だったのですが、いろいろ調べているうちに、この人たちに会いに行きたい!と思ったのです。実際にお会いしてみたら、とても素敵なご家族でした。

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最近ポルトガルの特に若者の間のトレンドとして2つの大きな動きがあるということを色々な人から聞きました。1つ目は、自分の国や文化を振り返り、それを守りながらも新しい物・考えを発信していくという動きです。これはレストランや、ショップを見ていても感じることです。2つ目は、値段が多少高くても環境に優しい製品を作る企業の商品を買い、末長く使っていこうという動きです。

 

2つ目の動きによって経営をたち直すことができた良い例が、Gradirripasです。ポルトから電車で2時間ほどいったPernesという街からさらに車で30分行ったところに、Gradirripasの小さな工場があります。村中の人が昔からお互いを知っているというような街です。そこで2年ほど前、仕事を辞めGraddripasを継ぐためにこの小さな村に戻って来たお兄さんのミハエルさんと妹さんのテレサさんにお会いしました。(日本でいうUターン就職です。)

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昔、この辺りはGradirripasのような木製品を作る工場がたくさんあったそうです。しかし、海外から安いプラスチック製品がどんどん入って来たことで、工場は次々と閉鎖されていきました。Gradirripasも、この危機に直面しました。しかし、ミハエルさんとテレサさんのお父さんは、ここで工場を閉めてしまったら村のコミュニティーが完全に消滅してしまうと、借金を抱えながらも頑固に経営を続けていたそうです。 

 

Gradirripasはサステイナビリティーシステムを以前から採用しています。素材となる木材は、伐採した木の本数と同じ数の新しい木を植えていくというルールを厳重に守っているサプライヤーからのみ、材料を購入しています。また熟練の職人によって作られたGradirripasのまな板や他の製品は、きちんと手入れをすれば末長く使える商品です。

 

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転機が訪れたのは10年程前のことです。一つはイギリスの有名シェフ、ジェイミー・オリバーが5世代続く家族経営の小さな工場で環境に優しい製品を作り続けているGradirripasの話を聞き、このまな板を採用しテレビで使ったこと。もう一つは環境について語るだけでなく、環境にいいことをしようと実際に行動を起こす人達、特に若者が増えてきたことです。彼らは安価な製品を頻繁に買い換えるよりも、環境に配慮したGradirripasのような企業の商品を積極的に購入し長く使っていくことが環境に優しいと気づいたのです。この2点により、Gradirripasの商品が多くのマスコミに取り上げられ、経営を立て直すことがきました。

 

最後に、お二人に将来の夢を聞いたところ、次のように語ってくれました。

「私たちはとても大きな責任を背負っています。Gradirripasが成長していくことでこの村全体も潤うようになるんです。これからも今ある商品を丁寧に作りながら新しい商品も開発していきたいと思います。」

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訪れたGradirripasの工場には閉鎖された工場から引き抜かれた熟練の職人の方もいらっしゃいました。

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Gradirripasは小さな村にありながらも、商品のこと、コミュニティー全体のこと、そして環境のことを考えながらものづくりを続けている、器の大きな会社でした。