ひとったび -人と旅と物語-

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北欧のミッドサマー 〜ノルウェーでサマースキーを楽しむ〜

6月も半ばに差し掛かっています。北欧ではもうすぐミッドサマー(夏至)。この日は大切な祝日の一つです。

 

以前住んでいた街ヨーテボリスウェーデン)では、冬の日照時間をすごい勢いで取り戻そうとしているかのように、夏至が近くなると夜10時でも辺りはまだ明るく、午前4時ごろにはすで太陽が昇っています。日本のように遊びに出かける子供に「暗くなる前に帰ってきなさい」というのは全く通用しません。

 

ノルウェーというと大抵の方がベルゲンへ行かれることと思います。しかし、今回、この時期にお勧めしたいのがノルウェーのStryn(ストリーン)という街です。ここではなんと夏スキーを楽しむことができるんです。

http://strynsommerski.com/blider-fra-stryn-sommerski/

 

このスキー場に通じる道は深い雪のため10月から5月ごろまで通行止めになります。そして5月下旬頃からやっと車が通行できるようになり、大抵5月下旬から1ヶ月ほどスキー場がオープンします。

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ちなみに今年は雪解けが早いため、5月の下旬から6月10日までという短い期間のオープンだったそうです。

 

私にとっては長袖で十分だったのですが…

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多くのノルウェー人がTシャツ、タンクトップ、そしてビキニを着てスキーや日光浴を楽しんでいます。小さ子達も上手にかっこよくスイスイ滑っていました。

        

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                                              strynsummerski.comより抜粋

私たちはスキー場に向かう途中、素晴らしい景色に興奮し、寄り道しながら行ってしまったのでついたのは10時過ぎになってしまいましたが、日差しがとても強いので、スキーを楽しみたい方は朝早く行くといいでしょう。

 

他にもこの辺には、ノードフィヨルド(Nordfjord)、ブリグスダールフィヨルド(Briksdalsbreen Glacier)のハイキングや絵葉書のようなため息がでてしまうほど美しい景色のドライブが楽しめます。

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                 ノード氷河

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             ブリグスダールフィヨルド

長い冬の間積もった雪が解け、ダイナマイトが爆発したような爆音とともに崖の上から新しい滝が誕生する瞬間をみることができます。これは本当に圧巻です!

 

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              運転中にヤギ達に遭遇

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            ハイキング中に羊達に遭遇

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           お世話になったとっても可愛いAirBnB

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     AirBnBのキッチンからの景色:家の周りには多くの可愛い羊達がいました

 

*夏のノルウェーに行く際の注意点

  • サマージャケット必須:夏でも日本人にとっては寒いです。
  • 食べ物、ビール、ワインをできれば持参:他の国からノルウェーに入る場合(特に車で)、食べ物、アルコール類を持参することをお勧めします。ノルウェーの物価がとっても高く、また店が閉まるのがとても早いからです。(土曜日の午後、日曜日は酒屋はお休みです)

 

Philotrade、初めてのポップアップショップ in Karuizawa!

Philotradeが初めてのポップアップショップを行います!

 

場所:軽井沢信濃追分文化磁場油や

日時:6/21(木)〜7/2(月)(火曜日、水曜日は定休日)11:00〜17:00

ウェブサイト(アクセス):http://aburaya-project.com/access/

 

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会場となる「油屋」は創業350年の老舗旅館。江戸時代には大名たちが、昭和には堀辰雄加藤周一などの有名作家たちが寝泊まりした宿です。2012年に修復され素敵な和の素泊まり宿としてオープンしました。

そんな歴史あるお宿「油や」1階のギャラリー&カフェで、初めてポップアップショップを開く機会をいただけたことを、我々はとても光栄に思います。

 

ポップアップのテーマは「Let’s Talk 〜ひとつひとつのストーリー〜」です。Philotradeが扱うブランド一つ一つには皆さんと共有したい、感動する、ワクワクするストーリーがたくさんあります。

例えば、cowgirlbluesのブリジットさんとの出会い、MORSのバッグの素材は?、Beloved Beadworkのグラスビーズはどこから輸入されているのかなどなど、みなさんに伝えたいことがたくさんあって今から口がムズムズしております!

 

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cowgirlblues創設者のブリジットさん

 

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MORSのバッグ

 

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Beloved Beadworkのネックレス

 

今回展示する商品は、Philotradeが取り扱っている商品はもちろんのこと、私が今住んでいるインド・デリーで見つけたもの、さらに、カンボジアウガンダの商品も飛び入り参加します。乞うご期待!! 

 

Philotrade取扱ブランド:  

南アフリカ産の上質なキッドモヘア使用、これからの季節の冷房対策として大活躍!ブリジットさんがcowgirlbluesを創立した際にしたこととは…。 

「環境そして人に優しく」というこだわりを持つThe Wren Design。商品はシンプルなものからワイルドなアフリカンなものまで幅広いデザインを取り揃えています。

そばにあるだけでラッキーな気分にさせてくれます。貧困層に属している女性達が一つ一つ丁寧に作った商品です。

芸術品といっても過言ではないジュエリーです。全て手づくり。Beloved Beadworkのネックレスをしていると、いろんな人から「とても素敵ね。」と声をかけられるんです。

世界が少しでも綺麗になっていけば…という思いから作られたバッグです。素材は何か触って当ててみてください。

見ているだけでも楽しくなる靴下です。そんな靴下を履いてしまったら…どうなるのでしょう。

代々伝わる籠編み技術を守るため、創設者のビンキーは南アフリカをはじめアフリカ大陸を飛び回っています。すべて手作りですので、一つとして同じ形の商品はございません。よ〜く見比べてあなたのお気に入りの籠やバッグを見つけてください。

創設者のガヤさんは子供達の創造力に感動し、子供達が描いた大切な絵をぎゅっと抱きしめられるぬいぐるみに作り変えようと考えました。あなたのお子さん、またはあなたご自身が描いた大切な人、ペットの絵をぬいぐるみにしてみませんか。こちらも全て手作りです。

 

他ブランド

 

 

#makeyoucitysafe

 夜道や、会議中、または車内に女性(または男性)は私一人だけだ…と、ふと気が付き、ちょっとした恐怖心を感じたことがある方は少なくないでしょう。

 

先週末、Srishti Bakshiさんという女性にお会いしました。今回はSrishtiさんが今まで行ってきた活動について、皆さんに共有したいと思います。

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          男女平等(=)のポーズをとるSrishtiさん(真ん中)

 

Srishtiさんは260日かけてインドを縦断(インドの南部カニャクマリ〜北部のシュリーナガルまで)し、合計3800km歩きました。1日約25km歩き、訪れた街や村で女性グループ、小学校、警察などを訪れ、1日100人以上の人々と出会い、主に以下の3項目について話をし、議論を交わしてきました。

  • インドを女性や少女達がいつでもどこでも安全に歩ける社会にしていくこと(#makeyourcitysafe)
  • 田舎に住む女性達に会い社会的自立の重要性を説くこと
  • 男の子も女の子も子供の頃から平等に育てることの重要性を理解してもらうこと(インドでは文化的に男の子の方が重宝がられるため)

 

さらに、村々で女性がインターネットやSNSを使ったビジネスの成功例などを上げ「女性が社会的に強くなるためには、経済的に自立し自信を持つことが必要」というテーマについてワークショップを行ってきました。

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特に女性がリスペクトされない主な理由の一つとしては、暴力を振るう環境で育った子供達はそれが当たり前のこととして捉えてしまい、将来自分も同じことをする可能性が非常に高いからだそうです。このことからSrishtiさんは小学校でのワークショップでは、「もし君たちのお父さんがお母さんをぶったり、蹴ったり、またはひどいことを言ったりすることは、決してやってはいけないこと。そんな状況に出会ったら、間違っていると声を上げなければならないんだよ。」ということを話してきました。

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Srishtiさんは以前、香港の大手企業で働くキャリアウーマンでした。よく同僚や取引先の人から「インドは美しい国だけど、安全じゃないからあまり行きたくない」とよく言われたそうです。

Srishtiさんがこの活動を行おうという決意に至ったのが、2016年に母と娘が集団レイプされたという事件。Srishtiさんは家族と一緒に公共の場にいってもインドでは危険な国なんだと、とても大きなショックを受けたそうです。このことについて母国の家族や友人とも話したのですが「結局、私たちには何もできない。」というコメントばかりでした。Srishtiさんはこの時、自分が行動に移さなければ何もかわならないと思い、この活動をすることを決めました。

 

そして先週末Volvo Car Indiaなどがスポンサーとなり、最後に歩くこととなった街ムンバイ(旧ボンベイ)で私もそのウォーキングに参加させてもらったのです。

     

                    www.youtube.com

 

このイベントに参加していた女性達にも話を聞く機会がありました。そのうちの一人は

「男性が多く集まる場所や夜道は危険だからといって、そこに近づくのを避けたり、家に引きこもっていては何も変わらないでしょ。女性同士が協力しあい、そして自信を持って声を上げていけば、少しずつでも何かが変わるはず。あとは男性も変わらなければならないわ。女性への暴力やレイプは犯罪という意識を持つことね。」と話してくれました。

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                             dnaindia.comより

さらに、このイベントに多くの若い男性も参加していたことに驚きました。20代ぐらいの男性に、なぜこのイベントに参加したのかを尋ねてみました。「僕にも女兄弟がいるんだ。この件については男性も変わっていかなければならないし、男性だからこそ男女平等に声を上げていかなければならないと思ってね。」と、彼をだきしめたいくらい感動する意見を聞くことができました。(抱きしめなかったのは湿度80%近くの中、1時間ほど歩き汗が滝のように流れていたからです。)

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                 Red boys Foundationのtwitterより

 

最後に、Srishtiさんはインド縦断を終えた後、笑顔で感想を述べてくれました。「多くの人々と言葉を交わすことでどれだけの人の人生を変えることができたかはわからないけど、たくさんの方々からコメントや電話をもらうたびに、自分がやっていることは間間違っていないという確信は持っているの。でも変化は時間がかかるもの。この260日間一つ一つのタネを丁寧に植えてきたの。タネが芽を出し花が咲くのを今は待つわ。」と。

 

Srishtiさんが一歩踏み出したことで、女性や少女達のために社会を変えていこうと多くの人が賛同し、行動に移すというインド人のパワーを感じさせられました。間違っていることに対してしょうがないとあきらめるのではなく、声を上げていけば、時間はかかるけど社会はいい方向に変わっていくのだという事実を目の当たりにした貴重な体験でした。

 

インドの闇世界と、光を指す人々 (2)

前回ご紹介したGlobal Family Children’s Homeを先日訪問して来ました。

 

施設の住所を教えてもらえれば、直接施設まで行きますと言ったのですが、途中の道がとても悪いらしく、本部から一緒に四駆に乗せて頂きました。

 

もう少しで施設に着くという所で、しばらく一滴の雨も降っていないのになぜか水浸しの道路…。水の中をジャブジャブ歩いて対岸の店へ買い物に行く人や、定員オーバで倒れそうなトゥクトゥクに乗っている人々。かなりローカル…。四駆で行こうと言ったヴィンセントさんの言葉をここで初めて理解できました。 

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施設は3階建ての地味なコンクリートの建物で、そこに女の子達が毎日勉強、カウンセリング、そして寝泊りをしています。庭はなく、女の子達の安全を考えて外での遊びは屋上。年に何回か遠足として、プールやダンス鑑賞、公園でピクニックなどを行うそうです。ちなみに女子達はダンス、もちろんボリウッドダンスが大好きです。

 

この施設に現在収容されている女の子達は16名。二部屋にはきちんとベットメイキングされた二段ベッドが4−5つ置いてあります。一日のスケジュールが壁に貼られてあり、規則正しい生活を身につけるため週末など関係なく起床時間、食事時間、勉強する時間など細かく書かれています。

 

地下に降りて行くと、6歳〜16歳くらいの16名の女の子達が体育座りをして女性スタッフの説明を聞いていました。私は日本や日本の文化について説明し、その後簡単な日本語を教え、彼女達の名前をホワイトボードに書きました。今でも覚えているかわかりませんが、その時の子供達の日本語を覚える速さはさすがに速くて驚きました。

 

その後、カウンセラーの男性がこの女の子達にヒンディー語でレクチャーを行いました。たまに聞こえてくる英語の単語といえば…

    Relationships、Love、 Sexual Violence

中には少々恥ずかしがっている子もいましたが、女の子達はカウンセラーの質問に答えたり、(多分)自分の経験を話したりなど、きちんと受け答えをし、男性の話を真剣に聞いていました。

 

あとで、このカウンセラーに一体どんなことを話していたのかを尋ねると…

「彼女達はここに来る前とても辛い体験をしたんです。例えば、お父さんにひどい扱いをされたり、知らない男性に色目を使わなければならない仕事をさせられたりね。でもそれは過去のことで、将来心から好きになれる人が現れた場合、どのように人間関係を築いていったらいいかという話をしたんですよ。」

 

それを聞いた時、あの一番小さい子で6歳大きくとも16歳くらいの女の子達にそんなテーマを話すなんてと私はとてもショックを受けました。

 

素直にその気持ちを伝えると、その男性は「大人が話さなくても、彼女達はいつかどこかでいろんな情報を得て来るんです。もし、それが間違った情報だとしたら、彼女達が不幸になるんです。そのためには私たちが正しい情報を彼女達に与えなければならないんです。時にはピアプレッシャーにどう向き合って行くか、麻薬などについても話し合いますよ。彼女達のこれからの人生に再び不幸なことがおきないようにね。」

 

あまりにもショックが大きすぎたのと、自分の中でどうこれを咀嚼したらいいのかわからず、私はしばらく沈黙してしまいました。

 

この時の場面を思い出すと、キーボードを押す手が止まってしまうほど今だにあの時の驚きは消えません。でもこれが“大人”の子供への責任なのかなと最近思い始めました。

尻切れとんぼな終わり方で申し訳ないのですが、これは私がまだショックを受けている現れです。

 

追伸:女の子達のプライバシー保護のため写真は載せませんでした。

 

 

インドの闇世界と、光を指す人々 (1)

2017年に公開された映画「LION ライオン」をご覧になられた方も多いでしょう。

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                                                 from Austlian realse poster

 

インドに住む前は単に映画として見ていただけでした。

先日、ストリートチルドレンを保護している団体の代表の方とお話をした後に改めてこの映画を見てみました。そして私の家のそばで、今現在、同じようなことが起こっているということを知り、深い怒りと嫌悪を感じるとともに、この問題を少しずつでも解決しようと頑張っている人達への希望、光、凄さを感じました。

 

インドのデリーで生活をしていると、物乞いをするストリートチルドレンを毎日のように目にします。

私としては一人にあげると他に何人もの子供にお金や食べ物をあげなければならなくてキリがない。もしお金をあげたとしたら子供達はそれで何を買うのか?食べ物?それとも麻薬?またはそのお金を渡された親はそれで麻薬を買い、あの子供達は親に暴力を振るわれるかもしれないなどと考えると、無視をするか、Noとはっきり言うしかありません。でもそうした後に残る嫌な気持ちは、半年経っても変わりません。

 

そんなモヤモヤを抱えていた時、知人の紹介でGlobal Family Children’s Homeという団体の代表をしているヴィンセントさんにお会いする機会がありました。

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この団体はストリートチルドレン(6歳〜17歳)を保護し、カウンセリングをしながら、子供達の情報を元に親を探し出し、親の元に返すという活動をしています。

 

なぜストリートチルドレンになってしまうのか。その主な理由は次の3つです。

  • 人買い:田舎に住む親達に子供に都会でいい教育を受けさせてあげると言い含め、子供達を都会に連れて出し働かせたり、売ったりする
  • ピアプレッシャー:仲間達の麻薬売買に耐えられず、村を逃げ出す
  • 家出:親からのニグレクト、暴力などに会い、家から逃げ出す

Global Family Children’sHomeは2012年から活動をはじめ、517人の子供を保護。そのうち349人が家族の元に戻っています。そして家族の元に無事に帰った子供と親がきちんとした親子関係を築けるように次のようなフォローアップを行なっています

   

 

    目的

     内容

   親への教育

 

子供達を再びストリートチルドレンにしないため

子供への接し方

人買いの特徴を知らせる

子供が行方不明になった場合の行動

   子供達への

  フォローアップ

親との関係がうまくいっているか、精神的に安定しているかのチェック

定期的に家庭訪問(デリー/デリー周辺)

子供がどんな精神状態か”表情”にチェックするだけでスタッフに郵送できるシートを渡しておく

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             親への教育内容をまとめたもの

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       子供達が今の状況、精神状態に当てはまる欄にチェックする

 

ヴィンセントさんがここを卒業した一人の女性について話してくれました。

その女の子のお父さんは家庭内暴力をよく振るっていたそうです。ある日、悲惨な事件が起こりました。お父さんがお母さんとその女の子に斧で斬りつけたのです。お母さんはその場で死亡。女の子は重症を負いました。そしてGlobal Family Children’s Homeに保護されたのです。

 

その子は病院で傷の手当て受け、Global Family Children’s homeで週一回のカウンセリングを受けながら心身の傷を癒していきました。今では結婚し子供を産み幸せに暮らしているそうです。

文章に書くと単なる事実としてしか伝えられませんが、その話を聞いていた時、全身に鳥肌が立ちました。

 

この施設に連れてこられた子供達は、はじめは表情が固く、しばらくの間誰にも心を開かないそうです。しかし、ここが安全な場所であること、スタッフが信頼できる人であることを理解すると、少しずつ表情がゆるみ、笑顔が増え、まるで別人のように、何もかもが変化していくのを見ることがヴィンセントさん、そしてスタッフの方々にとって一番嬉しいことだそうです。

 

最後に、いつかこの問題がなくなる時が来るのでしょうかという質問に対し、ヴィンセントさんはこう答えてくれました。

「例えば20人のストリートチルドレンである男の子をここで保護し、社会に適合するようにケアーすることが、将来人買いになるかもしれない20人、家庭内暴力を起こすかもしれない20人を減らすことができるんです。少ない数かもしれないけどね。」と。

 

次回は保護された女の子達が暮らしている施設に訪問した時のことについて書きたいと思います。この訪問もかなりの驚きでした。

 

 

Philotradeの決意!〜ビジネスパートナーのストーリーを共有します〜

Philotradeが扱っている商品はcowgirlbluesThe Wren Designをはじめ多くの商品が南アフリカ産です。それはcowgirlbluesのブリジットさんのおかげで、たくさんの素晴らしいオーナーさんにお会いすることができたからです。

 

彼女達に共通していえることは自分が持っている技術や知識、アイディアなどなどを友人、仲間、そしてそれを必要としている人たちに惜しみなく共有するという姿勢です。だから彼女たちと話していると、元気が出てきて、とても気持ちがいいんです。

 

それでは、Philotradenの素敵なパートナーの方々をいくつか紹介したいと思います。

 

Design Afrika

かご作りの名人がいると聞けば、アフリカのどんな僻地にまで飛んでいってしまうDesign Afrikaのビンキーさん。こちらが感心するほど、常に籠のことを考えている方です。

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ビンキーさんは不便な場所に住む女性たちが自立した生活を送れるように、伝統的な技術を守りながらも新しいデザインを取り入れ世界に通用するような籠を作ることに日々努力しています。

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また素材となる大事な草木を消滅させないように、環境に優しい方法(必要以上に採り過ぎない。草木の特性を知り、育ちやすい方法)で収穫しています。

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MORS

商品タグには、「あなたがこの商品を購入することで、地球環境のクリーンアップに力添えしています。ありがとう」というメッセージが書かれています。

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南アフリカケープタウンにスタジオを持つMORSのライハナさんは近い将来、地元のケープタウン、そして世界中が美しくなることを信じながら、破棄されたタイヤを素材にクールでおしゃれなバッグやインテリア雑貨を作っています。またスタッフには移民の方などを積極的に雇用するなど、スタッフは少ないながらもインターナショナルなチームです。

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忙しい毎日を送りながらも、毎週土曜日には音楽の授業がないタウンシップ(アパルトヘイト時代の黒人専用居住地区)の子供達に音楽を教えに行っています。時間やお金は自分のためだけでなく、他の人とも共有し、それでみんなが楽しければそれが一番!と、さらっと言えてしまうパワフルな女性です。

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little bo babies

ガヤさんはlittle bo babiesの創立者+若者支援プロジェクトの助言/指導(mentor)+キックボクシングインストラクター+双子ちゃんのママをしています。

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子供達の創造力に感動し、子供達が描いた大切な絵をぎゅっと抱きしめられるぬいぐるみに作り変えようと考えlittle bo babiesをたちあげました。世界中から大好きな家族、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてペットの絵が送られてきて、little bo babiesのスタッフが一つ一つ丁寧に作り上げています。

           

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また、低所得の家族の子供たちには将来の夢を持ち続けてもらうために、将来なりたい職業の絵を描いてもらい、ぬいぐるみにしました。例えば、お母さんが病気がちな女の子は将来お医者さんになりたいと、お医者さんの絵を描き、そのぬいぐるみをずっとそばに置いているそうです。

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Philotradeは、ユニークなのに機能的、ファッショナブルなのにエコな彼女達の商品を一人でも多くの方に使っていただけることを願っています。

そして、Philotradeのサイト(Philotrade フィロトレード 公式オンラインショップ "LET'S TALK" ひとつひとつのストーリー)、このブログ、そして時々行うポップアップショップにおいて、アフリカ大陸のように大きな心と愛を持つ彼女達とスタッフについても皆さんとぜひ共有できたら嬉しいです。

 

*6/21(木)〜7/2(月)(26、27定休日)まで軽井沢信濃追分文化磁場油やにて初のポップアップショップを行います。とても素敵な場所です。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

Philotradeの決意!

みなさんはSDGsという言葉を聞いたことがありますか? SDGsとは「Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)」の略称です。

 

実は私も最近知ったことなのですけど、SDGsには17の目標が掲げられているんです。この目標は、2015年9月ニューヨークの国連本部で、2030年までに未来の子供たちを犠牲にすることなく、現在生きる私たちの欲求を満たす開発をしていくために作られました。

 

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上記のロゴでいいなと思ったことは、まずメッセージがとてもシンプル。そしてすべての国、民族、社会、企業、人、動植物…すべてに関わっているという点です。

 

誰もがいつでも綺麗な水が飲め、空気がきれいな環境の中での生活をしたいと望んでいますよね。また国籍、文化、宗教、性別等に関係なく人間の尊厳を持ち、明日のことを心配せず安心して生きていきたい…。

このSDGsとは、世界のどこに住んでいてもそういう生活ができるようにしようというために設定された目標なのです。

 

日本でも多くの企業や団体が賛同しています。中でも吉本興業は「2030年を笑顔で溢れる世界に!」をモットーに積極的にSDGsへの活動に取り組まれており、上記の17の目標をテーマにした歌まで作っちゃってるんです。さすが、吉本興業です!(おもしろいのでちょっと覗いてみてください。)

 

吉本興業のSDGsへの取り組み - SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS〜世界を変えるための17の目標〜

 

皆さんもご存知かと思いますが、Philotradeは素敵な作り手によって丁寧に作られた商品を日本の皆様に販売している会社です。

この先「人」が地球上に存在し続ける限り「商品をつくる」「商品をかって、つかう」という行動は減少することはありません。

それならば、私たちPhilotradeは商品を選択する際には次のようなこだわりを持って選ぶことを決意しました。

  • すでにある物を使って商品を作っている企業の商品
  • 素材や生産によって影響を受ける動植物に配慮している企業の商品
  • 同じ職場で働く人に優しい企業の商品

PhilotradeはSDGsの中の12番目の目標である「つくる責任、つかう責任」に賛同し、そしてこうした商品を売る責任という目標も一緒に掲げていきます。

 

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次回はどんな企業の商品を扱っているか、いくつか紹介していきたいと思います。